紙幣を刷る

Windows OSは85%、Office製品を合わせても利益率が70〜80%になっているのではないかというお話。なんつーか恐ろしいまでの数字ですね。商売をやっている人たちがあまりのショックに大笑いしてしまいそうです。『ほとんど紙幣を刷っているようなものである』と記事には書かれてますが、なるほどウマいこと言ったもんだ。

自宅用にはまったくMicrosoftのOffice製品を持っていませんし、あらためて買う気もあまり起こりません。なので最近はOpen Officeを使う機会がけっこう多いです。Excel互換のCalcくらいしか使ってないんですが、職場にあるExcelともちゃんとデータのやりとりはできてる。Linux系の雑誌でOpen Officeが取り上げられて、互換性にまだ難アリとか言われてますが、実際に困ったことはありません。操作感もMicrosoft標準に近いので、あまり違和感を覚えることなく使えてもいる。

これはそれほど複雑なことをしてないせいなんだと思います。ただ単にベタな表を作ってるだけですからね。関数もせいぜい和や平均くらいしか使ってないし。マクロ組んだりするならまた別なんでしょうけど、実のところそういう機会ってほとんどなかったりします。もともとCSVを直接編集するのはヤだよなーってのが動機なので、今のところは必要十分という感じ。

考えてみれば普通の人が普通に使ってるぶんには、関数バリバリのマクロがゴリゴリってことはほとんどないんでしょうね。自宅に仕事を持ち帰るって人はけっこういるんですが、それでやることってせいぜい入力作業程度がほとんどなんじゃないかという気がします。ワープロ用の文章なんか下書きはテキストファイルで十分だしなあ。となると33,160円のExcelやら23,630円のWordやらを買うのはなんかもったいないような気がしますよ。そのうちの70%がMicrosoftの懐に収まってのは貧乏人としてはワケもなく業腹だし、せっかく買っても全体の機能のごく一部しか使わないと考えると色々不憫で泣けてきます。

もっとも家でも職場でも同じアプリケーションを使えればそれに越したことはないんで、もともとバンドルされてるんであれば素直にMicrosoft製品を使ったほうがいいのは言うまでもありません。OSに関してはいきなりLinux渡されてもたいていの人が鼻血出して倒れちゃうでしょうから、もうしばらくMicrosoftの天下が続くと思います。でもOffice製品に関してはそろそろ2番手が現れてくるんじゃないかとOpenOfficeを使っていて思いました。

その2番手がMicrosoft Worksだったりするとなんか笑えませんけどねー。なんかすごーくありそうで怖いな。つーかメーカさんはPCにOfficeじゃなくてこっちをバンドルしてくれてもいいのに、とか思ってしまった。なんといっても8,280円は安い。


価格はImpress Directによる