浜益区の千本ナラ

DOMKEのカメラバッグを買ってしまいました。やはり専用のものは使いやすいですね。というわけで本日もお出かけです。薄曇ですが、時折日も差すのでまあ大丈夫でしょう。出発したのが昼過ぎで、そんなに混雑しない方向ということで北へ向かうことに。

浜益区は札幌から石狩方面を日本海にそって北上していくとそのうち現れます。一時間とすこしくらい。2005年に市町村合併石狩市の一部となり、現在は石狩市浜益区ということになっています。
そんな浜益区は漁業地区ということで、朝市なども開催されているようです。とはいえ早朝に一時間ほどかかる道のりを行かねばならんとなると、まず起きられるわけがないので行ってみる気にもなりません。早おきな方はチャレンジしてみるとよいでしょう。
ところで、浜益区の市街地から少しばかり離れたところにちょっとした山道があります。毘砂別ってあたりらしい。山道とは行ってもほとんどの区画は舗装されてますし、気をつければ対面通行も可能です。道すがらには唐突に展望台が現れたりもします。寄り道としては悪くない。
山道をしばらく行くと、道端に「千本ナラ」という看板が立ってました。へーえ。こんなところにねえ、と思って車を停めてみると、「新日本名木100選」なのだそうな。
なんだそれ…と帰宅してからググってみると『1990年(平成2年)大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」(通称:花の万博)の協賛を兼ね、読売新聞社国際花と緑の博覧会が全国から100の名木を選定。』なんて記述が見られます。ふーむ。巨木ブームのハシりみたいなもんでしょうかね。
ともあれ、そんな100選に選ばれるだけあってナラの木は立派なものです。といっても千本のナラの木が林立するのではなく、三本の巨木から千本の枝が伸びているように見えるからそう名づけられたんだそうな。で、件の三本の巨木にはしめ縄が張られていて、なにやらご神木のようなたたずまいです。そしてしめ縄には願い事が書かれたしゃもじがはさまれている。願い事がかなうんだとかなんとか。ますますご神木っぽいですな。しゃもじは比較的新しいものばかり見受けられたので、整備もきちんとされているようです。
で、いつものように写真を撮っていたのですが、肝心のナラの木はそこそこに、近くにあった倒木ばっかり撮ってました。いやー、苔とかきのことかが実にいい感じでして。
こんなことばっかりやってると、そのうち祟られるような気がします。気をつけよう。