ハナショウブとへメロカリス

北海道農業専門学校の花菖蒲園が7月24日まで一般開放されているとのことなので行ってきました。入園料が300円。
北海道農業専門学校は昭和5年設立となっています。80年ほど前ですな。名前の通り農業を学ぶための2年生の専門学校ということで、札幌郊外の札幌ドーム近くにたいそう広い敷地を抱えています。実習で栽培した野菜の直売なんかもやっているそうな。敷地内の花菖蒲園は2haの園内に約450種10万株ということで、Wikipediaの名所一覧にも載るほどのものとなっております。
さて花菖蒲ですが、白、ピンク、紫など様々な色があることに加え、もろもろの特徴を数えるとその区分はおよそ5,000種類にも及びます。いやはやまさに色とりどり。6月ごろが見頃らしいのですが、北海道だと一月おそくてちょうど今くらいがよい季節。まあだいたいにおいて北海道の季節感なんてそんなもんです。日本は南北に長いのです。関東だけが日本だと思ってんじゃねえぞ。
なお、併設のへメロカリス園でも花盛りでしたのでそちらのほうも併せて見て参りました。むろん写真も撮ります。あいかわらずマクロ撮影ばっかりしてますが、その点ではシベの形がはっきりしているへメロカリスの方が撮りやすいように思われます。花粉の一粒まで撮れる。すごい。アロマノカリスみたいな名前もとても花とは思えない。すごい。


でも花菖蒲ももちろん撮りますよ。こちらは花びらの編み目模様がおもしろいですな。網目模様があるのはハナショウブではなくアヤメってことになるらしいんですが、正直いって見分けがつきません。「いずれがアヤメかカキツバタ」というやつです。まあいずれがいずれかはともかくとして、すっとまっすぐに伸びる立ち姿が美しいですね。でもって濃い紫色でスジがはいっているとまるで紫キャベツのようですね。
もう7月も下旬だというのに本日の札幌は20℃そこそこの気温で、湿度も低くたいそうすごしやすうございました。こんな天候が続けばラクでよいですな。いかにも北海道らしい、ということで皆さん観光がてら避暑にでも来るとよいと思います。