ステップは身体で覚えるべし

第3回目。だんだん難しくなってきた。
今回やるのは要するにステップを踏みながら歩くこと。要はつま先歩きであるが、どっこいこれがウマくゆかぬ。普通のつま先歩きなら一回地面についてしまえば終わりだ。けれども今回は二回叩く。普通の歩き方がタン、タンなら今回のはタタン、タタン。片足だけなら簡単だけれども、それを続けて動歩行となると話は別。最初のうちはエラくみっともない歩き方になること請け合いである。しかもそれで終わりじゃないのが恐ろしい。最終目標は駆け足!きー。いきなりできるわけないだろそんなこと!
まあ頭を絞りつつ体重移動がどうとか考えながらやるわけだ。ああでもないこうでもない。ときどき足がこんがらがってすっ転びそうにもなる。こうか、それともこうなのか!ああやっぱりウマくいかねぇ。がるるるるるる。こんなことも出来ないなんて俺のバカっ。アホっ。だがやっているうちにようやくわかったのは、とにかく考えてもムダだということ。自転車に乗るのと似てますな。できる人は普通に歩いたり駆け足をするのと同じく、当たり前にできている。つまり身体で覚えるたぐいのことなのである。週一回で果てしてどれまでできることやら。うーむ。
自転車に乗れなかった時になにゆえ乗れなかったのかなんて、多分今ごろ覚えちゃいないと思う。実際私も覚えてないし。こういう頭と体がバラバラになっているようなもどかしい感覚は凄く久しぶりで、苛々するけどなんだかやっているうちに楽しくなってくる。ああやっぱりできねえ。しょうがねえなああはははは。そうそう、身体を使うってのはこういうことだった、といまさらのように思うのである。
ちなみに今回のステップはいきなりやると多分ふくらはぎにキます。なんだったら普通のつま先歩きでいいから90分ぶっ続けでやってみろってんだ。くー。