2001-02-01から1ヶ月間の記事一覧
雪の別名が「六花」であることを知ったのはつい最近だが、いまだにこの単語を使ったことがないのがなんだか悔しい。とりたててウツくしい文章を書いているわけではないのだからそんな詩的な単語の出番がないのは当たり前だろう、と言われると返す言葉がない…
大学のグラウンドに寝転がると、視界には空ばかりである。冬の空気は糸を張ったような緊張感に澄んでいて、暗さに目が慣れてくるといつもより多くの星が見えた。それは普段から見えていたはずなのに、今まで気付かずにいた星たちだ。さほど視力のよくない自…
ここ1年以上実家に帰っていない。 と口にすると、世の中にこれ以上の薄情者はいないと言わんばかりの視線がこちらに向けられることが多い。そりゃあ薄情なのには違いないが、ちょっと待った。一応こっちにだって理由らしきものの一つや二つあるんだから。大…