2000-09-01から1ヶ月間の記事一覧

幸福感の相対性

No.049 人は決して自分で思うほど幸福でも不幸でもない。 大学を卒業する日が徐々に近づいていく中、「合格通知をもらった時にはあんなに嬉しかったはずなんだけどな」と思ったことを覚えています。ろくに勉強もせず単位は必要最低限で、理系の大学に進んだ…

叱る

No.037 過ちを犯した人びとに向かってわれわれがする説教には、善意よりも傲慢の方が多分に働いている。そしてわれわれは、彼らの過ちを正そうというつもりはそれほどなしに、むしろ、自分がそんな過ちとは無縁であることを彼らに篤とわからせるために、叱る…