ニッポンが僕を泣かせる(Musee De Yukari/転載先)

サッカーのアジア杯において、中国サポーターの人々が日本に大ブーイングを浴びせかけたことに関連して……とでも書いておかないと、いつの日か読み返したときにわからなくなりそうな気がする。
この記事はいささか日本に対して好意的すぎるところがあって、そこがいささかくすぐったいような気はする。とはいえ、良い幻想なら抱いていてもらってかまわないでしょう。不幸な事故でその幻想が裏切られたときに掌返されると困るのかもしれないけど、そんなことを今から心配していても仕方ない。
そういやサイモン&ガーファンクルの「The Boxer」はこんな歌詞で始まる。

 I am just a poor boy though my story's seldom told
 I have squandered my resistance 
 For a pocket full of mumbles, such are promises
 All lies and jest, still a man hears what he wants to hear
 And disregards the rest.
 
 僕は本当に哀れな男
 こんな話はめったにしなかったんだけれどね
 反発心なんか使い果たしてしまったよ
 ポケット一杯の不平不満へのね
 ほら、約束やら
 嘘や冗談にしたって
 結局人は都合のいいことだけ聞いて
 他は無視するんだから

なんでこんなのを思い出すんだか。まあ、自分に都合のいいことだけにしか耳を貸さないにせよ、相対する意見が存在することを認めることができるってのが大事なことなんでしょう。