ATOK 17 買いました。

そういえばAmazonのギフト件が今月いっぱいで切れるなあ、と思って9月30日の23時50分過ぎに買ってしった。買ったのはATOK 17 for Windows Professional。割引を考えても安い買い物ではないのだけれども、まあせっかくですから。
PCを使うようになってからこのかた、ATOKを使ったことは実のところ一度もない。OSに最初からMicrosoft IMEが付属しているのに、わざわざ大枚はたいてまで日本語IMEを買う気がしなかったからだ。なにせATOKは高い。単体で1万近くもするのである。Windows95が現役だった頃、WXG4を買ったことがあるけれども、それだって単に値段が安かったから(4,800円)だ。巷では当時からMicrosoft IMEの変換精度がけちょんけちょんに言われていたが、私にとっては必要十分だと思っていた。
しかしWindows XPに付属のMicrosoft IME 2002を使うようになって少し考え方が変わった。ATOKを使ってみようかなー、と思い出したのである。WXGはとうの昔に市場から姿を消していたが、ATOKはその間も一貫して、日本語変換における安定した評判を維持している。そこまで言われる変換精度の高さとは一体どんなものなのか、一度使ってみたいと思っても不思議はあるまい。
それにしてもなぜ今なのか、という疑問は残るだろう。だかこれに対する答えは比較的簡単で、それはひとえにMicrosoft IMEの変換がおバカさんだからということに尽きる。私は比較的長めに文章を打ち込んでから変換をかけるのだけれども、ワケのわからんところで文章を切るわ、文脈から見てもその変換はないだろう、という候補を当たり前のように出すわ、出したい漢字はなぜかいつも2番目の候補としてあがってくるわで、むやみやたらと効率が悪い。しかもつい間違った候補で確定させてしまったりして、その都度キー!と叫んでハンケチをビリビリやりたくなる。こいつはいかにも無駄なストレスではないか。
辞書への単語登録をあまりしない私にとって、唯一不安だったのはキー操作だが、これについては幸いにしてATOK側でMicrosoft IMEの操作体系と同じようにすることが可能だ。ならば今まで慣れ親しんできた操作法を変更する労力は最小限で済む。それで今よりもマシな変換効率が得られるのなら願ったりではないか。思うがままにすらすらと文章が打てるのなら、多少の出費はしたっていいぞこんちくしょう。
ま、そういうわけでギフト券の有効期限ギリギリでポチっとしてしまったのです。要約すると「Microsoft IME 2002のおバカぶりに業を煮やした」というだけの話で、正直言って面白くもなんともない。ないのだけれども、日本語IMEなんてのは日常でもっとも使用頻度の高いアプリケーションである。そいつを変えようとするには自分を納得させるための理由ってものがやっぱり必要になるんですな。
ATOK 17 for Windows Professionalは10月1日発売ということで、実際に手元に届くのはもう少し先になりそうだが、今から楽しみに待っていることにしよう。