更新チェッカ

お、WWWCが紹介されてるなあ。けっこう定番な感のあるソフトで、雑誌などの『オンラインソフト大紹介』のような企画ではおおむね紹介されるんですよね。でもこうやってピンで取り上げられるのは珍しいかもしれません。

で、Webの巡回ツールにはほかにもWWWDInternet Link Agentもあります。とりあえず私はWWWCですが、ほかにも使ってみて機能と操作感が自分にあっているものを探せるというのはありがたいことです。記事中では触れられていないので、とりあえずご紹介まで。

にしてもこの記事、前置きがいやに長いな。

コールドリード

ちょっと占いの話なんかする機会がありました。なんでも『自分から動かないとなにも変わらないよ』って言われた人がいたんだそうです。そりゃたいていの場合はそうだろうなあ。

私は占いが好きでも嫌いでもありません。普段あまり断定的な物言いをされる機会は多くないですから、「こうだ!」と言われて「そうだ!」と本人が納得できるんならいいんじゃないのかと思います。その上でなにかのきっかけになるのならなおのこと結構なんじゃないかと。誰かに相談するのは背中を押してもらいたがってる人だけだって言い方もあります。

で、話は占いに限らないんですが、世の中には「コールドリード」と呼ばれる話術があります。簡単に言うと正反対の言葉を巧みに取り入れ、誰でも多少は言い当てられたと思わせる話法のこと。たとえば

『あなたは外交的で愛想がよく、社交的になることもありますが、ときには内向的で用心深く、控えめになりますね』

とか。外交的と内向的、愛想がよいと用心深い、社交的と控えめ、それぞれ対立してますが、全部ひとつの文章の中に収めてやがります。そんな無茶な。でも『〜なこともありますが〜なこともありますね』という言い方で万事解決にしちゃってる。

でもこれはよく考えてみればそりゃそうだろうという話でもある。外交的でもなければ内向的でもないって、一体どんな人のことなんでしょう。あんまりあからさまにやればただのインチキですが、こういった言い回しをちょこちょこと取り入れると効果があるわけです。そうやって相手を徐々に信用させていくわけですね。そののちにズバっと「こうだ!」とすると、言われたほうは「なるほど!」と思ってしまうという。

まあこれが占いくらいなら大して害はないのかもしれません。あんまり信じすぎるのも考え物ではありますけど、似たようなことはわれわれも知らず知らずのうちにやってるかもしれない。でも、これが意図的に用いられたとしたら?それがたとえば何らかの方向に誰かを誘導する目的で使われたとしたら?なんかキナくさい香りが漂ってきませんか。

人の話を聞くという行為はとても大切なんですが、完全に相手の言うことを受け入れてしまうというのは時として危険なこともあります。だからちょっとだけ疑念のココロを持ちましょう。少なくともコールドリードと呼ばれる話術があることは覚えておいて損はないと思いますよ。

しかしなんだって長々とこんなことを書くんでしょう。本当はリンク一発で済ませたかったんですが、「コールドリード」で検索してもそれらしいページは一件しかひっかからなかったのです。他のページではなんかワイヤーの話をしてるよ!しょうがないので「コールド&リード」で検索をかけると、今度は野球の試合結果がいっぱい出ました。もうやだ、それなら自分で書いてやる(涙)。

というわけなのでした。ちなみに元ネタは『カール・セーガン 科学と悪霊を語る(新潮社)』という本です。例文もこちらから。で、この本には他にも『トンデモ話検出キット』とか面白いネタがいくつかあるので、近いうちにまたご紹介しようと思います。自分への戒めもこめて。


カール・セーガン 科学と悪霊を語る』は今なら文庫の方が手に入りやすいかもしれません。

きのこの歌

よくスーパーでしめじを買うんですけど、きのこの歌は聴いたことないなあ。しめじは最近100円から130円になってしまったので、この間思い余ってエリンギを買ってしまったんですけど。高いよエリンギ(泣)。

「さかなさかなさかな〜♪」といい、最近はスーパーからヒット曲が出てきますね。今回は「きのこのこのこ元気のこ…」なんだそうで、単純なフレーズはキャンペーンソングにぴったりです。カラオケ向きでもある。これがエンドレスでかかるとなんか刷り込まれた気分になってついきのこを買ってしまいそうです。

でもなんか力づくというか、ある意味暴力的な売り方なんじゃないかコレは。