MS01-056

Windows Media Player の .ASF(Advanced Streaming Format)ファイル処理に未チェックのバッファが含まれる脆弱性」に対する日本語版修正プログラムが公開されています。

 対象となるのはWindows Media Playerのバージョンが6.4、7、7.1(修正プログラムへの直リンク)、そしてWindows Media Player for Windows XP(修正はWindows Updateから)です。
 詳細情報は↓。
マイクロソフトセキュリティ情報(MS01-056)
US マイクロソフトセキュリティ情報(MS01-056)(英語)

 今回の修正プログラムでは、Windows Media Playerの持つ他のセキュリティホールにも対策がなされているそうです。

 しかし「未チェックのバッファ」ってなに、って感じではありますな。セキュリティ情報を読む限りではバッファオーバーフローを起こすことが……と言ってもよくわからない。

 かいつまんで言えば、インチキくさい.ASFファイルを実行してしまうとPCがクラッカーに乗っ取られることがあるから気をつけよう、ってことでいいんでしょうか(?)。ちなみにMicrosoftの文書には「攻撃者が選択したコードがユーザーの権限によりユーザーのコンピュータで実行される可能性があります。」なんて書いてあります。日本語を読むのために日本語訳を通したくなってしまうところがいかにも技術文書って感じですか。

追記:WindowsUpdateからも利用できるようになっていました(12月10日)