しかし

WindowsXPで128MBしかメモリをつんでいないってのはつまり、Microsoftのいう「必須」の動作環境ではないですか。たしか推奨は256MB以上だったはずです。必須というのはこれ以下ではまともに動くことすら保障されない、いわば最低ラインです。いいですか、最低なんですよ。つまり私は今最低の環境でスクリプト書いたりWeb巡回をしたりしてるんですか?

 どこぞの記事で読んだんですが、128MBだとスワップが発生してHDDががりがりいうらしいんです。そりゃあツラいもんですよ。私も8MBしかメモリをつんでいない状況でWindows95を動かしたことがあるからわかります。がりがりばっかりいいやがって、てっきりがんばってるのかと思えば次の瞬間には「仮想メモリが不足しています」などとぬかしおるわけですよ。そのときはもう本当にPCを床にたたきつけてやろうかと思ったもんです。実際には重いからやめたんですが、それくらい腹が立ったんです。
 そんな環境でWordなんか立ち上げようものなら1分くらいがりがりいうわけですね。それでなんとか立ち上がったと思ってもちょっと編集しただけでがりがり。当時はテキストエディタなんか知らなかったですし、初心者の浅はかさというか悲しさでちょっとした文章書くにもWordですよ。書いてる時間よりHDDががりがりしてるのを聞いてる時間のほうが長いんです。

 で、そんなこんなで当時は結局Windows3.1に戻してしまったわけです。再びWindows95を使うようになったのはメモリを64MB増設して計72MBとかいうよくわからない容量になってからです。そのころは2枚一組でメモリを買ってた記憶がありますねえ。確かWindows95の必須環境が8MB、推奨が16MB以上だったはずですが、嘘つくなとか思いましたね。それに比べて今は「必須」の環境で、あー軽快軽快とか言っておるわけですよ。これはいったいどうしたことなんでしょう。HDDがりがりなはずではなかったのですか?というかいつの間にかOSが動く最低ラインが16倍のスペックを要するようになっているだなんて!こういうときに隔世の感とかいうんでしょうか。
 とはいってもあれからまだ10年とたっていないんですから、いやはや現代社会というのは恐ろしいものです。

 ところで、私が結局言いたかったのは「現代社会は恐ろしい」とかいうことなんですか?

(追記)気になってちょっと調べてみたらWindowsXPは128MB以上のメモリを「推奨」していたのでした。あっはっは。