ScanSnap!(またか)

またScanSnap!の話題で申し訳ありません。今書いていて思ったんですが、製品名に「!」とかついてるとちょっと恥ずかしくありませんかそうですか。

というわけでフラットベッドになったんですね。ちょっと見てよさそうと思ったのはオートドキュメントフィーダ(ADF)が最初から付属だってところ。ScanSnap!の用途を考えれば、確かにADFナシってのは考えにくいですが、他社製品だとADFはオプション扱いか、そもそも最初から用意されてないってモノが多いですからね。特にコンシューマ向けだとその傾向が強い。なのでADF付属ってのは素直にありがたいことだと思います。

ただ、フラットベッド&ADFで問題になるのは場所を取るってことでしょう。最近の薄いフラットベッドスキャナだと、使わないときはその辺に立てかけることができるモノが多いです。これはスペースの節約になって結構ウレシい。しかしScanSnap!の写真を見る限りそんなことをした日には精神衛生上非常によろしくなさそうな形状をしております。特にADFはゴツさ満点で、横置きなんかしたら変に加重がかかってブっ壊れてしまいそうです。恐ろしいです。

というわけで、新型ScanSnap!を設置するにはそれなりのスペースが必要になるでしょう。小さな卓のひとつくらいはあったほうがいいかもしれません。これは毎日のように紙原稿をスキャンしまくりな人でなければちょっとツラいんじゃないかなー__と思ったんですが、そもそもScanSnap!の購買層ってのはスキャンしまくりな人ばっかりに違いありません。それならそれでいいかって気がします。

だとすればフラットベッドの利点が生きてくるはずですね。製本された資料でも読み取れるし、ホチキス止めされた資料の1ページだけがほしいのに!って場合にもラク。取込可能となるブツの幅が大きく広がるわけです。さらには以前のモデルと比較して\49,800→\42,800と\7,000安くなってる。これもポイントが高い。この価格でAcrobat5.0製品版が付属ですから、お買い得感がかなり高まったような気がします。

紙媒体の電子化ってのはずいぶん昔から言われてる話でして、誰しもが思いつくPCの便利な使い方なんですが、これがなかなか見果てぬ夢みたいなところがあった。そう簡単に紙を絶滅させることなんてできないってのはもうみんなわかってることでしょうしね。検索性が悪いとか文字認識の精度とか、超えなきゃいけないハードルもいっぱいある。でもとりあえずは少しずつ前進はしてるんだなあという気にはさせてくれます。そのあたりを踏まえて、うーん、いいんじゃないかなあコレって感じですね。

そうして私は使ったこともなければ、これからも使うことはないであろう製品の印象を性懲りもなく、かつ好き勝手に書き散らしているのでありました。おしまい。


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