次の読書

トマス・ギロビッチの「人間、この信じやすきもの」を開始。ちらっと読んでみた感じはどっかで読んだことあるなー、というものである。確かに「統計でウソをつく方法」や「社会調査のウソ」、そして忘れちゃいけない「カール・セーガン宇宙と悪霊を語る(文庫は「人はなぜエセ科学に騙されるのか」)」など、人間の誤謬を明らかにするというタイプの本は何冊か読んでる。啓蒙書って範疇に入るんだろうか。あまり話題にはならないが、こういう本は少なくない数が出版されている。にもかかわらずエセ科学が横行し、健全な批判的精神を持っていない人が多いといういう現実は厳然としてあるように思う。本当はTVなどのメディアを使うのが一番よいのだが、メディアそのものが批判的精神を欠く現状ではそれは火中に飛び込むことに近いという面があるのかもしれない。
とりあえずはここまで。久々に「理」系な本なので読んでて楽しい。やっぱりこっちのが慣れ親しんだフィールドなのかもしれないな。