マイクロソフトが修正プログラムCD無償配布へ(毎日 Interactive)

結局そういうことになったらしい。Blaster.Dも拡散してしまったようだし、なにせ今回は感染規模が大きい。必要な処置なのではないだろうか。

マイクロソフト、Blasterウイルスの記者説明会開催 (InternetWatch)』あたりを見ると、これまでのMicrosoftの対応状況なんかもわかるようになっている。今後はWindows Updateの仕様変更もあるようだ。いままではOffice製品などのアップデートはOffice Updateから__というようになっていたのが、ようやく一本化されるようになるらしい。これは歓迎ですな。プライバシー絡みをしっかりしてくれれば文句なし。

Microsoft、Windows XPのICF機能を標準で有効へ(MYCOM PC WEB)』という記事もあるし、おそらく今後はWindows Updateの自動化なんかも最初から有効になるようになっていくはず__ってXPはどうだったんだっけ。ともあれ、『Secure by Default』の思想がどんどん実装され始めたってことのようだ。もっとも今でもWindows98を使っているユーザー数も少なくないということもあるし、それらの対応が完全にユーザーに行き渡るまでには少なくとも5年以上はかかるだろう。まあ『長期的な計画』とMicrosoftも言っているとおり、焦らずじっくりと評価していく必要があると思う。

これら一連の動きについては、ここまで大きな騒ぎになってしまった以上当然のことといえば当然ともいえるし、遅きに失したという意見もあるだろう。ただし、基本的には評価していいことだと思っている。あとはセキュリティと利便性がトレードオフであることを、どれだけ広く認識せしめることができるかがポイントなのかな。