結婚式で飲み

同期の結婚式である。めでたいですな。同期4人のうち、これで2人が結婚したことになる。ちょうど5割。キリがよいのでしばらく放っておくといいと思った。
結婚式というのはいっぱい食べるものが出てくる割にあまり食った気になれないものである。今回もそうだった。なにせ案内されたのが発起人と同じ席である。発起人は挨拶をしたり、あのなんともいえない内輪感をかもし出すしおりを作ったり、受付でイライラしながら遅刻してくる客を待ったりするのである。しかも大体が新郎新婦と仲良しさんであるから余興なんかやっちゃたりする。したがって着席率は低い、というかほとんど席にいない。崩壊した学級のようなもんだ。たまに戻ってきたと思ったらものすごい勢いでメシをかっこんでいたりする。全然式なんか見ちゃいねえ。それはそれで羨ましい気もするが。
そういうわけでなんだかバタバタした席にいたわけなのだが、すると普通に座っていることに罪悪感を覚えたりする。俺もなんか働いたほうがいいんじゃなかろうか?ヘタな鉄砲とばかりに写真を撮りまくったり、2次会の出席者数があと二人で貸切になるのにと言ってオロオロしたり、呼ばれてもいないのにステージに飛び乗って歌を歌ったりしなきゃいけないんじゃないだろうか?無論そんなことをする必要はないし、したってつまみ出されるだけのことだ。それでもなんだか忙しい人はエラい、みたいな気分になってくるのは抑えられない。おかげでせっかく出てきた食事もあまり食べた気がしない。居心地悪し。
あまりにも居心地が悪いので烏龍茶ばっかり飲んで煙草を吸いまくっていたらなんだかいつもの飲み会みたいな気分になってきた。こりゃどうしようもねえなってんで薄情にも2次会には不参加。おまけに歩いて帰る途中で雨に降られる。くそー。
でもその雨は夜中には土砂降りになり、風もびゅうびゅう吹いていた。どうやら崩れ台風だったらしい。まさに絶好の結婚式びより。
どうぞおしあわせに。