検索ワード対応 〜いまさらDMC-FZ1について

なにやらDMC-FZ10を検索ワードにしてここに辿りつく人が多い。ここに来てもなにも情報はないので無駄なのだが、来る前からそんなことがわかろうはずもない。いやはや。
しょうがないのでDMC-FZ1の使用感でも書いておくことにしようかと思った。
12倍ズームはなるほどやはり強力である。あとでトリミングしてもいいってんなら月の写真だってそれっぽく撮れるほどだ。若干の色収差は出ているけれども、手ブレ補正はきっちり効いている。DMC-FZ10では手ブレ補正がさらにブラッシュアップされているようなので、期待してもよいのではあるまいか。ただし機械に頼るだけでなくカメラをきっちりホールドするのは必須。ちなみにDMC-FZ1はカタログスペックで350g(電池、メモリカード含む)とやたら軽いカメラなので、取り回しはすいすいいける。若干重いくらいのカメラの方がホールドしやすいという向きはあるかもしれないが、そこはヒトと機械の共同作業と割り切っていただきたい。ちなみに遠いところを取るばかりでなく、近い被写体を撮るときにもボケを出すためにズームを使うこともある。
発色についてはちょっと派手目に映ることもあるかもしれない。とはいえ最近のデジタルカメラの傾向ってのはこんなもんだといわれればそのとおりである。もともとF2.8とかなり明るいレンズのカメラなんで、そのへんは折込済みとさせていただきたいところ。ちなみにデジカメとしてはけっこう大きめのレンズでもあるので、屋外で昼間に撮影するのなら光量不足はそれほど気にならないように思う。ちなみにフラッシュはなんつーかショボい。それゆえDMC-FZ10でフラッシュの外付けが可能になったことの意味は大きいと思う。
また、DMC-FZ10では背面の液晶ディスプレイが2inchと大きくなった(DMC-FZ1は1.5inch)。これもFZ1ユーザーのねたみを買うポイントである。ただしこのカメラの場合はファインダが液晶ファインダとなっており、これがなかなか使い勝手の向上に寄与していたと思う。一眼レフでもないかぎり、ファインダと実際に撮影された絵ではどうしてもズレが生じてしまうのだが、液晶ファインダならそんなこともない。デジカメ特有の撮影ポジションだとどうしてもホールドしにくい場面もあるが、そういうときには重宝するはず。
ちなみにマニュアルフォーカスも追加されたとのことだが、DMC-FZ1オートフォーカスに関して言えば追従性が問題になることはあまりなかった。そんなに動く被写体を撮ったことがないからといえばそれまでだが、フォーカスロックの機能がついていればそんなに気になるもんでもないようだ。とはいえMFがついてりゃついてたに越したことはあるまい。まったくもう。
ずらずらと書いてきたが、なんだか妬ましさばかりがつのる内容になってしまった。というわけでDMC-FZ10を買うかどうかを悩んでいる方に言わせていただければ、さっさと買って旧機種ユーザーの地団太をせせら笑っていただきたい、というところに尽きる。7万円は確かにおいそれと買える値段ではないが、12倍ズームなんてバズーカでも買わない限りは手の届かない領域である。他社からも10倍ズーム機などが出ているので、悩みどころではあるかもしれないが、DMC-FZ10で追加された各種機能はカメラとしての完成度も随分高めてくれたと思う。行け、行ってしまえ。今ならボーナス2回でも金利がつかないかもしれないじゃないか!
というわけでいつになく写真を貼り付けまくってしまった。ちなみにリサイズ/トリミングはしたがレタッチはしていない。ご参考まで。