ZDNN → ITmedia

先日、ZDNNがITmediaに変わったのだが、記事タイトルをざっと見ていて家電にまつわる話題がけっこう多いなとふと思う。以前はITといえばPC、というような印象が強かったのだが、ハードディスクレコーダやシリコンオーディオプレーヤなど、PC業界と家電製品はここ1、2年で一気に近づいたんじゃないか。MicrosoftのMedia Center PCってのもあるが、今後はそれがもっと当たり前になっていくのに違いない。
PCの世帯普及率は平成14年で71.7%(IT関連統計資料集総務省統計局)となっており、ここ数年来の伸び率を見ると、現時点では80%程度あると考えてもよさそうである。とすると、今後は「一家に一台はPCがある」ということを前提にした製品づくりが当然のことになっていくだろう。今現在PCと家電の親和性というのはそれほど高くないと思うのだが、たとえば「PCからでも録画予約ができるHDD(DVD)レコーダ」というような機器が増えていくのかもしれない。そうなると家電製品にデバイスドライバが付属するのが当たり前になるのか。『ソニー安藤社長、「ライバルは日本企業じゃない」』や『東芝「RD」はホームサーバに進化する?』なんかを読んでみるとますますそんな感じですな。
ただ、各メーカにおけるPCと家電の製造部門はいわゆる「縦割り」の関係にありそうなので、そこをうまく乗り越えられるかどうかが問題なのかも。