旭山動物園

撮影はいずれもA5401CAFZ1持ってきゃよかった。

冬期間は入園料が安い

{{image_right 0, 'おすましペンギンと毛づくろいペンギン'}}
本日は旭川市にございます旭山動物園よりお送りしてまいります。何度かTVなどでもユニークな取り組みをしている動物園として紹介されたことがあり、皆さんの中にもご存知の方がいらっしゃるかもしれません。いらっしゃらないかもしれませんが、まあどっちでもいいです。
そもそも冬の北海道で開園している動物園というのも珍しいですね。もちろん寒さに弱い動物園は冬ごもっておりますので、見ることのできる動物の種類は多くありません。その分入園料が大人290円となっています。安!
しかし安いからと言ってナめちゃいけないのが旭山動物園の恐ろしいところ。他ではちょっと見られないユニークな取り組みって言ったでしょ。聞いてなかったんですか?人の話はちゃんと聞けよこのタコ野郎。

ペンギン

{{image_left 1,'このペンギンは結局ずーっと寝てた。'}}
まずはペンギンのお散歩。11時05分から約20分かけてキングペンギンが園内を行進します。詳しくは動物園サイトのトピックスを見るとわかりますが、こいつは冬限定のイベントとなってます。これだけでも290円のモトが取れるんじゃないかというくらいのイベントですが、今回はどっかの馬鹿が寝過ごしたため見ることができませんでした。まったくもって度し難い馬鹿ですね。どこのどいつか、いっぺん顔を見てみたいものです。
俺のことだがな!
馬鹿はともあれ、閲覧施設だってなかなかのもの。ペンギン館では地上で愛嬌たっぷりに歩くペンギンの姿を見るだけでなく、水槽を泳ぐペンギンをまるで水族館にいるように見ることができる。水槽の中にヒト用の通路が作られているんですね。すげーすげー。皆泳ぐペンギンに夢中ですよ。でも通路は狭いから一心不乱に写真やビデオを撮っているとすげー邪魔だ!気をつけましょう。
しかしペンギンの様子ってのはずっと見ていてもなかなか飽きません。やっぱりペンギンには雪がよく似合います。

シロクマ

{{image_right 2,'あーやる気しねー。なんで土曜日なのに働かなきゃなんねーんだよだりー、って感じのシロクマ様。右側にはカプセルも見える。しかしこれではクマの尻しか見えないのではあるまいか。'}}
シロクマっつっても鹿児島ないしは宮崎名物のかき氷のことじゃないからその点留意しといてください。まあ動物園の話をしてるんだからそんな間違いを犯す能無しがいるとは思わないけどな!ああつまんねーツカミで悪かったよ。
で、シロクマのためにはシロクマ館ってのもあって、こいつもペンギン館と似たようなツクりになってます。ガラス張りの水槽で泳ぐシロクマが見られるって寸法ですね。大きなシロクマが泳ぐ姿は、ペンギンのそれとは迫力が違うのです。多分。なんで「多分」とか言ってるのかというと、結局泳ぐシロクマは見られなかったからですね。そんなんばっかりだ。
なんでそんなことになったのかというと、シロクマがなかなか水槽に飛び込まないから。空の水槽を眺めつつ「今度はいつ清掃するんだろうねー」とか言っていると、まるで自分がよほどのマヌケになった気分になる。これはよくありません。それでいそいそと地上に行くと、今まさにシロクマが水槽に飛び込もうとしている!おぉ。
しかしこのシロクマがなかなかのクセモノ、というかジラし上手で、飛び込みそうでなかなか飛び込まない。いつしか観客も「まだかなー、まだかなー」とかところかまわず言い出す始末ですよ。シロクマが泳ぐ姿が見たい!という一心が観客の心に連帯感を生んだのです。そしてその思いがひとつになった(かもしれない)時に奇跡が!シロクマがざんぶと飛び込んだよ!そら行けとばかりに皆地下の水槽に向かって駆け出します。
でも順路を辿って水槽に行き着いた頃にはもう何もいない。また空の水槽が見えるばかりです。どういうこっちゃ。
「あー、もうあがっちゃったー」
ぎゃふん。
えーと、シロクマ館には他にもシロクマエリアのまっただなかにカプセルが埋め込んでありまして、地下の階段を上るとそこからシロクマ様の様子が見られるようになってるそうです。でも今回は折からの強風でカプセルに雪がかかっちまっててなにも見えませんでした。のふー。

雪の中のシュールな生き物たち

{{image 3,'妙にセクシーな寝姿の虎'}}
えーと、他にも冬の旭山動物園では雪の中にたたずむ虎とかライオンとか、あと象とかキリンとかが見ることができますよ。年中夏なところにいるはずの彼らが雪の中にいるなんてとてもシュール。一見の価値アリと言えましょう。他にもシロキツネやシロフクロウのようないかにも北国の動物園らしい動物もいたりする。
見てみた感じだと、虎やライオンは「あー、寝そべるとひんやりして気持ちいーや。雪ってのもなかなかオツなもんだね」とか思ってそうでした。でもキリンは餌をもぐもぐしながら「なんで俺こんなところにいるんだろう……」と思案に暮れている様子。そりゃそうだよなあ。なんとなく同情を禁じえません。しかし来てしまった以上は仕方がないんだ!強く生きてくれキリンさん。

そんなわけで

旭山動物園レポートをお届けしました。どうです、楽しそうじゃないですか。一通り見てまわるだけで素敵な休日が過ごせること間違いなし。行ってみたくなったりしませんか?
まあなったらなったで勝手に行けばいいんじゃないの。
それでは。