雑談

最近読んでいる本の話をする。といってもこっちが一方的にあれを読んだこれを読んだと言いまくっただけなのだが、みんなあまり本を読まないんでしょうか。
ここのところずいぶんたくさん買いあさってしまったのだが、実際に読んだのは「巨像も踊る」「介護入門」「蹴りたい背中」「本格推理委員会」「パソコンマナーの掟」あたりだろうか。つけくわえると今読んでいるのが「ローマ人の物語V」で、これから読もうと思っているのが「チェチェン やめられない紛争」「イノベーションのジレンマ」「The Goal」である。ビジネス、国際情勢、歴史、文学、エンターテインメント。実に節操がない。
とりあえず雑談では「ローマ人の物語V」の話をした。「ユリウス・カエサルルビコン以後」である。文庫では8巻から13巻。「そろそろカエサルが死ぬよ」と言ったら「予言者みたい」な発言であると笑われた。言われてみりゃそんな気もする。とはいえこのあたりは面白いですよ。血わき肉躍るガリア戦役、カエサルが覇権を獲得することになる対ポンペイウスとの争い。そしてはるか先を見据えて行われた、現代においても学ぶところの多い改革の数々。そしていよいよ共和制が名実ともに崩壊へと向かうくだりは、2000年前のできごととは思えないほどにエキサイティングだと言えよう。
ちなみに上にあげた本はいずれもそれなりに楽しめた。エンターテインメントとしては「本格推理委員会」なんかいいんじゃないかと思う。ライトノベルと言いつつ、表面的なおもしろさだけにとどまらないよさがある。