だらだらSkypeの記録

ワンダと巨像」は面白いねー、という話をする。「ICO」のときに感じた独特の雰囲気に満ちた空気はそのままに、まったく新しい舞台を作り上げている。慌ててクリアせずに、じっくり味わいながら進めていきたいと思わせてくれる。もちろん巨像の圧倒的な存在感だとか、その巨像にしがみつきながらもぶいんぶいんと振り回されるときの臨場感だとかもとてもよく表現されている。いいゲームだ。クリエイターの志がひしひしと感じられる。
と盛り上がったところで、でも「ワンダ」が「Final Fantasy(FF)」と同じだけ売れることはないんだろうねー、とため息をついた。難易度には賛否あるだろうし、世界に入り込めない人もいるだろう。一般ウケするかというと疑問である。でもせっかくのいいゲームなんだから、もっとたくさんの人が遊ぶといいのにねえ。そうだよああそうともさ。大人も子供もおねーさんも、日本国民のことごとくが皆遊ぶべきなんだ!
とはいっても所詮は世間の片隅でのおしゃべりなんだから、ため息をつこうが怪気炎を上げようがなにも変わらない。そもそもため息をつく必要だってないのだろう。ついでに言うとMOTHER2のキャッチコピーをパクる必要もない。
そのあと適当に話したのはPS3XBOX360とRevolutionのどれが一番売れるかねーという話。これも結局はFFが出るところが売れるんでしょ、という結論になった。じゃあ次世代DVDはいつになったら普及するんだろうかと言えば、現行のDVDと同じくらいソフトが安く出そろってからでしょと答える。地上波デジタルTVはいつになったら普及するんだ!北京オリンピックの当たりじゃないかと思うけど今のテレビにつけられるチューナーが出たらみんなそっちを買うんでしょうよ!ああそうだろうともさ!
もちろん実際の会話でこんなにエキサイトしたりはしない。とは言うものの、なにやら面白くもなんともない結論ばかりである。テンション下がるなあ。いつの間にかすっかり醒めたオトナになってしまっていたらしいということに気がついて愕然とする。
まあ醒めたついでに言ってしまえば、スペックでモノが売れるのであればVHSが覇権を取っていたはずがない。とっくの昔にわかっていたはずのことだし、いいだけ語り尽くされたことでもある。うーむ、じゃあ皆が言うように結局はコンテンツってことなのか?でも今やコンテンツという言葉の意味するところも変わりつつあるからねえ。
じゃあその「コンテンツ」とやらは、一体どのように変わっているのだろう?
と、疑問を発したところで夜も更けたので話はここまで。なんとも中途半端な幕切れである。まあ、とりあえず「ワンダと巨像」の記事を楽しみにしてるんで、ひとつよろしくお願いします。
それじゃあおやすみなさいまた今度。