神威岬、積丹岬

そろそろ秋も深まってまいりました。冬になれば出歩くのがおっくうになるのは目に見えてますので、今のうちにあっちこっちと動き回ります。今回は積丹半島神威岬積丹岬のふたつの岬巡りをしてきました。
札幌から西に向かって小樽、余市を過ぎると積丹岬、そのさらに向こうに神威岬と続きます。神威岬までが100kmを超えるくらい。

神威岬は鋭くつきだした岩山がそのまま海に落ち込み、ぐるりと日本海を望むことができる景勝地となっています。たいそう綺麗な海です。北海道の海といえばどんよりとしたエメラルドグリーンに正体不明の泡が浮かんでいるというイメージしかなかったのですが、それを見事に払拭してくれるほどの透明度。積丹ブルーというのもむべなるかな。

神威岬には源義経アイヌ首長の娘チャレンカとの伝説があり、かつては女人禁制だったそうです。はて。いやさ、一方の積丹岬には女郎子岩ってのがありまして、そこにも義経アイヌ酋長の娘シララとの伝説が残ってるんですよ。どっちもお互いを慕う仲になるけれども、義経は旅立たねばならず、娘はそれを追って白波に消えるという感じの伝説でして、いやはやどんだけ女泣かせですか源義経。というか平泉を出て最後はモンゴルだったりして、これだけ神出鬼没な人も珍しいですよ源義経
だいたいアイヌの偉い人は首長なんですか酋長なんですかどっちなんですか。酋長っていったらなんだかアメリカンインディアンみたいですけどそのへんはいかがですか。


ともあれいつものように写真を撮ります。夏だったらもっと緑が鮮やかなんだろうなあ、って感じですが、まあ今は秋なんだから仕方がない。モノクロにしてしまおうかとも思いましたが、海の色は綺麗だし空もどピーカンなのでカラーにしておきました。前回「広角も撮ってみたいなあ」とか言っていたので広角で撮ってみましたよ。どっちかと言えば神威岬の方が海を広く見渡せるのでいい感じです。パノラマ写真も作ってみたり。
ちなみに神威岬は駐車場から20分程度で岬の先端にたどり着くことができます。積丹岬の女郎子岩はこれまた駐車場から30分くらい。いずれかだけならまだ適度の散歩ですが、両方歩くとなかなか疲れますな。