Matrox

たまにはパソコンマニアみたいな話でもしてみたいと思います。今回はビデオカード

私が今使っているPCのビデオカードMatroxG400です。もう3〜4年前くらいのカードになりまして、今となっては相当古いシロモノになってしまいました。最近の流行りはnVidiaGForce4だとかATIRADEON 8500だとか、3Dの描画もバリバリこなしてくれるモノなんですが、この流行にはまったくと言っていいほど乗っかってません。現在はG400の後継であるG550が市場に出ていますけれども、これも肝心のコア部分はそれほど変わらないので3Dゲームをするにはちょっとツラい。

ではなにゆえこのG400系列のビデオカードが市場に残っているのか。それは画面の描画が綺麗だから、ということに尽きます。世の中のパソコンユーザーがゲームばっかりするのかというとそんなことはないわけでして、オフィスアプリケーションだとか、Webを見たりメールをするだけの用途であれば3Dの描画能力ってのは必要ないとさえ言える。そういう人たちにとって、Matroxというメーカーは昔から画質のよさで定評があったんですね。

そのMatroxが長い間の沈黙を破って新しいコアとなるGPU(Graphics Processig Unit)『Perhelia-512』を発表しました。詳しい内容はPC Watch記事をごらんいただくとして、いち『なんとなくMatrox好き』としてはようやく出してくれたか〜、という気持ちでいっぱいです。

3Dの描画能力はあまり必要としていないので、もし新しいPCを買うのであればやっぱり安心できるMatroxのカードを使いたい。でもいまさらG550ってのもなぁ、という思いがずっとあったのでこのニュースはうれしい限り。開発バージョンの写真を見るとヒートシンク&ファンが巨大だったりしますけど、製品版になれば少しはよくなるでしょうし、現行のカードにもファンがついているものは少なくありません。出始めの段階では値段がちょっと張るのが問題になるくらいかなぁと思っております。

最近ではあまりデスクトップ機を使わなくなってしまいましたが、それでもDualHeadを利用したマルチディスプレイ環境はいまだに重宝しています。Parhelia-512でもマルチディスプレイ対応はさらに強化されるようなので、いまから製品版の発表を楽しみに待っていることにしましょう。なにしろビデオカードは画面、つまり使用する人の目に直接かかわるものですから、ここはとにかくよいものを選びたい。そのための選択肢が増えるのはうれしいことです。