SimEarth

ナノテクノロジーの話をしていたら突然『シムアース』というゲームがあったことを思い出してしまいました。けっこう多くの機種で発売されていた記憶がありますが、私がやったのはスーパーファミコン(SFC)版。発売が1991年ですから11年前です。うわー、そんなに前だったのかー。

たしかゲーム内では文明が石器→青銅器→鉄器→工業→情報→ナノテクと進化していたような記憶があるのです。で、考えてみると今の世界ってのも情報→ナノテクって感じで進んでるよなあと思ったとかいう。

ゲームの内容はなんというかひどく独特なもので、とにかく「待つ」のが大事でした。ちょっとパラメータをいじって待つ。具合が悪くなったらまたちょっとパラメータをいじって待つ。ゲームしている時間の95%は待つことに費やすようなゲームだったのです。あとの5%はなにかといえば、電源を入れてからゲームを始めるまでの時間が大部分を占めたりしていたのです。しかし短気だった私は悠長に待ってなどいませんでした。変化がないといっては温室効果を最大にしたりあるいはナシにしたり、ことごとく極端な設定にしては惑星を滅亡させまくっていたのです。「神様になるゲーム」なんて言われていたようですが、暴君もいいとこだと言えましょう。恐ろしいことです。

ちなみにそのゲームだと、ナノテクまで進化した文明はその後宇宙に飛び立ってしまいます。さすがにナノテクの先までは予想できなかったんでしょう。でもそれから10年たった今でもナノテクの先がどうなるのかってのはよくわからんなあ。やっぱりわれわれも宇宙に飛び出していくんでしょうか。遺伝子いぢくって別の生き物に進化するってのもアリか?