PDFふたたび(1)

以前 Ghostscript+Postscriptプリンタドライバで完全フリーなPDF作成環境を作ってみたことがあります。果てしなくめんどくさいのでどうしてもタダでPDFを作らなければ死ぬ、という状況以外では使わないだろうというのがそのときの感想だったんですが、はからずもPDF作成ツールの記事があったのでご紹介。私が巡回しているサイトでもいろいろ取り上げられていたようです。

このpdf995というツール、とりあえずタダで使えます。使えるんですが利用するたびにブラウザが立ち上がって広告を表示してくれるという。で、それがウザければ金払えという。いわゆるアドウェアですね。Acrobatの代替ツールって感じの位置づけで、インストールするとプリンタとして登録されます。で、実際にPDFを作成するときには通常の印刷と同じように操作して、使用するプリンタをpdf995に変えてやるだけ。

で、さっそくインストールしてみました。そしてpdf995でのPDFファイル作成は私の環境だとなんの問題もなく動作してしまいました。日本語フォントもばっちりです。おしまい。

えー。

いや、なにも考えずにPDFが作れりゃいいやってんならこれはこれで便利ですよ。いちいち広告が立ち上がるのはアレですが、pdf995は単体だと9.95ドル。つまり1,000円ちょっとですから、これくらいなら払ってもいいという気にもなりやすい。PDF作成ツールなら日本製のもあるので、最初この記事を読んだときにはなんでわざわざ英語ツールなんて紹介するんだ、さては舶来かぶれかこのライターは!とか思ったんですよ。でもちょっと見てみると、たとえばPDF Factoryが6,800円。pdf995にくらべるとけっこう高いですね。なるほどそういうわけかと思い直しました。舶来かぶれとか言ってごめんなさい。

うーん、しかしこれならGhostscript+Postscriptプリンタドライバよりもよっぽどラクですな。頻繁にPDFを作るってんなら広告がウザったくなるでしょうが、それなら黙って金払えばいい話だし。とりあえずインストールしておいて損はないような気がしました。

で、pdf995のサイトには他にもPDFをいろいろするためのユーティリティpdfEdit995と暗号化のためのツールSignature995がセットで置いてあり、これも英語が読めればきっと便利だろうに!と地団太踏ませてくれるんですよ。価格はそれぞれ9.95ドルで3点セットなら19.95ドル。これはオモシロそうだってんで、その後pdfEditもインストールして立ち上げてみたりしました。したんですが、気がついたら広告用のIEが立ち上がりまくってて大変なことになってやがる(涙)。というわけでpdfEditはまだぜんぜん使ってません。いや、複数のPDFファイルをひとまとめにしたりとかけっこうオモシロげなツールではあるんですよ。でもほら、あんまりIE立ち上げすぎるとメモリ食いまくりでヤだし。別に英語読むのがヤだからとかそういうわけじゃないですからね。そのへん誤解のないようお願いしますよホント。