USBコネクタ

FZ1を使っていて気になったのがUSBコネクタの形状だったりします。以前から気になってはいたんですが、USBのコネクタって結構種類があるような。ちなみに添付写真の左側がOLYMPUS C-1、右側がPanasonic FZ1のコネクタです。ヘタな写真ですが形状の違いくらいはわかるでしょう。ブツ撮りは難しい。

で、ちょっと『USB コネクタ』あたりで検索をかけてみました。すると『ケーブル&コネクタ図鑑(@IT)』なるものが見つかった。ここに載っているのはシリーズA、シリーズBとシリーズ・ミニBの3種類。普通USBコネクタと言って思い浮かぶのはシリーズA。HUBなんかでみかけるのがシリーズBですね。

で、FZ1のカメラ側コネクタはどうやらミニBのようです。でもちょっと待て、C-1のコネクタはFZ1じゃ使えないよ?だってコネクタ形状が違うからね!はてさてこれは一体どういうことか。くだんの記事だと、ミニBについては『携帯機器向けに追加された小型のUSBコネクタ(ダウンストリーム)。「ミニB」と称するコネクタは何種類かあるが、USBの規格書にあるミニBコネクタはこれ1つだけだ。』と書かれてあります。一応USB.orgから仕様書を落としてみると、確かにミニBは1種類だけ。とするとOLYMPUSは独自規格を打ち立てたのか!

でもC-1なコネクタ形状って他でも見たことあるんだよな。実際MITSUMIカタログにもミニシリアルバスコネクタ(Bタイプ)なるものがある(カタログはPDF)。わざわざサードパーティが別売りするくらいなので、これは結構普及してると言えそうです。

お、よーく見てみるとミニBのFZ1はは5ピンで、C-1の方はは4ピンだなー。仕様書を見てみると増えたのはID信号のためらしいですが、『not-connected』となっているので現状では使われてないようです。てか仕様書にシリーズ・ミニBが出てきたのは2.0からじゃんか!とするとC-1のコネクタはUSB1.1の独自拡張ってコトだったんでしょうか。やっぱり市場の進歩ってのは常に規格を追い越していくものなんだなあ。

それにしても、MITSUMIのサイトにはミニタイプのコネクタが何種類もあります。うーん、なんだってこれだけ規格が氾濫しちゃうんだろう。メーカさんにも色々事情や都合や浮世の義理があるんだとは思いますが、門外漢の私にはよくわかりません。そもそもカメラごとにケーブルが違ってそんなに問題なのかと言われるとちょっと自信がないし。せいぜいどのメーカーでも同じケーブルにしてくれたら常用は1本で、あとはスペアとしてどっかに放り込んでおけばいいからラクかもーってくらいでしょうか。

デジカメ/PCの接続については、クレードルを使ったりなんだりと各社工夫してます。が、赤外線なんかのコードレス接続ってのは案外見かけません。まあ回路設計が大変だったり、赤外線はXXXだったり、BlueToothがまだまだ浸透していなかったりという事情はあるにせよ、できれば早くケーブルの呪縛から開放されたいものです。その点で一番現実味があるのは、現状でUSBを使っている機器でしょう。ただ、速度的にはどうしても有線のが速いので、完全に置き換わるのはちょっと難しいかも。サイズの大きな画像を扱うミドルレンジ以上のデジカメなんかだと、特に有線側に強みがありそうです。うー、しかし一度無線のすっきりさかげんに慣れてしまうとなー。

もっとも近い将来BlueToothが爆発的に普及してしまう可能性だって考えられるわけですから、そう悲観したモンでもありません。そうするとケーブルは不要で万々歳なんですが、まあ現状はそうなってないってことで。

__というわけでまたケーブルが増えて机の上はさらにぐちゃぐちゃになってしまいました。へたに引っ張るといろんなものが落下するのでスリル満点です。おちおちブツの移動もしてられません。

ちくしょー(泣)。