コンシューマはアカデミック?

MicrosoftがOffice2003においてアカデミックプライスの適用を広げたという話。変更点は

  1. 家族に学生か教師がいる世帯ならだれでもアカデミック版を購入可能
  2. 3台までのPCにインストールが可能
  3. いちど購入すれば学校を卒業してもライセンスは有効
  4. Standard版などの下位のエディションを購入しても上位版へのアップグレードが可能

の4点だそうです。実はMicrosoftのアカデミックプライスの規定がどんなものなのかを知らないのですが、なんかこれだけ見るとずいぶん太っ腹に見える。てか家族に学生か教師がいるかどうかなんて、どうやって確認を取るんでしょう。まあこれはあくまで米Microsoftの話で、日本でもこうなるというわけではありません。でも買う側にとってみればありがたい話でしょうね。私は対象外ですけど。

しかしOffice2003にあわせてこういうことをしてくるってことは、今までのままじゃそう簡単にOfficeは売れそうにないぞ、とMicrosoftも考えてるってことなんでしょうか。

私の周りで聞いてみた限り、Officeをパッケージで買ってる人は一人もいませんでした。みんなバンドル版を使ってて、バージョンアップは次にPCを買うときに。もっとも近頃はPC本体の価格を少しでも安く見せるるためか、Officeをバンドルしないモデルも増えてきまして、これがPC購入の際の悩みになってることもあるようです。まあ少なくとも新しいのが出たからバージョンアップってことではないわけで、できることならこの層を新たに取り込んでいきたいとMicrosoftが考えてるのは多分間違いないでしょう。

それなら定価そのものを下げちゃえばいいのに、とか思いますが、そうすると一番のお得意様である法人顧客から得られる利益が減っちゃいます。したがってこの案はボツ。その代わりにある意味ザルなアカデミックプライス規定を用意してコンシューマの購買意欲をそそる。売上増でシェアはさらに磐石わっはっは、ってなシナリオなのではありますまいか。いやー大人ってズルいわ。

……えーと、これはあくまでもヨタなんで、あんまり本気にしないでくださいね。

そういえば職場の後輩が放送大学に入るって言ってたなあ。放送大学生ってアカデミックプライスでソフトが買えたりするんだろうか?

ネタ元はonlinesoft.comさんでした。