「日本におけるblogの過去・現在・未来」の自作解題以下(YAMDAS Project)

blogってどうよ?(HotWeired Japan)」における「日本におけるblogの過去・現在・未来」に対する追補。作者自身による解説ってのは読んでみるとやっぱり面白い。発表された記事がすべてで、それをどう捉えるかは読者次第という考えが日本には多いけれども、やはり作者がその文章についてもっとも深く考えていることには変わりがないからな。ちなみに以前村上春樹アメリカで教壇に立った際に「捉え方は読者によって千差万別。正解というものはない」と言って、学生がそれに驚いていたというような話を読んだことがあったような気がするのだが、そんなところにも彼我の違いというのはあるのかもしれない。そういうアメリカ的な考え方をすると、「捉え方は千差万別」ってのは作者の逃げにすぎないとか思われるんだろうか。
ところで作者のyomoyomoさんは車の追突事故に遭ってこの記事を公開する踏ん切りがついたんだそうだ。いったいどういう経緯でそうなったのかはよくわからないが、ある意味交通事故ってのは非日常だから、そこで今まで悩んでいたことが吹っ切れるってことはあるのかも。文章を見る限りでは怪我をしたとかいうことはないようなのでなによりでした。