てづくり餃子

仕事のない土曜日なので時間がある。というわけで久しぶりに自炊をすることにした。なんだか突然食いたくなったので餃子である。ひき肉とネギ、キクラゲを買ってきた。ついでに強力粉も買ってくる。買い置きしておいた薄力粉とあわせて、皮から作ろうという魂胆である。薄力粉と強力粉を100gずつ。それに水を120cc。そしてコネる。コネてコネてコネまくる。疲れる。
ともあれボウルに貼り付かなくなるまでコネたら、濡れふきんをかぶせて生地を寝かせる。その間にひき肉をコネるのである。コネてばっかりだが文句を言ってはいけない。文句を言っているだけではいつまでたっても食えないからだ。ともあれ細かく刻んだネギとキクラゲを突っ込んでさらにコネる。仕上げにごま油をたらす。今回はそれに加えて白ゴマもぶちまけてみた。入れられるものはなんでも入れるのココロである。
しかる後に生地から皮をつくる。生地を棒状に伸ばしたあとでまず切る。そして打ち粉をしながら丸く伸ばしてゆくのだ。
……全然丸くならねえ!
なにせ皮を作ったのは初めてなので歪な皮がたくさん出来る。四角ならまだ許せるが、あっちこっちに広がってロールシャッハテストにでも使ったほうがよさそうなものまで出る始末。でもなんだか粘土細工みたいで楽しい。できるだけ薄く……と思っていたらなんだかやたらにでかい皮になったが、まあ気にしない。いよいよ包むのだ。
で、包み終わったものをさっそく鍋いっぱいの熱湯でゆでてみた。水餃子である。5分くらいするといい感じに__なんか皮と具がばらばらになってるのもあるけれども__なった。さっそく醤油と酢、ごま油でタレを作っていただいてみることしよう。
一口で食えないほどデけぇ!
うーむ、切り方を間違えたか。次回はもっと小さく作るようにしなきゃな。でもやっぱりウマいよこの皮。そこらで売ってる出来合いの餃子では感じられないもちもちっぶりがベリーグー。焼き餃子にもしてみたが、これもよい。歪な形になってしまったせいで、時々皮だけ食うハメにもなるがこれはご愛嬌。あぁうまい。たっぷり作って正解だなー。ウマいから次々食える……さすがに少し腹いっぱいになってきたけど……。
でもまだいっぱい残ってる。
えーと、あからさまに作りすぎました。ひとりで食べるならこの半分くらいの量でも十分です。なんせデカすぎるくらいの皮が30枚以上できたんだから。うえっぷ。もうしばらく餃子はいいです。
でもキクラゲ入れるとウマいなー。これはなかなかいい選択だった。
ただしもう一度やってみるかどうかはわからない。なんせコネまくらなければならないのでくたびれるのである。