SUSとWSS

第6回 NT-Committee2中部勉強会に参加。テーマは「サーバーライセンスだけで使える機能を活用しよう」。SUS(Software Update Services)WSS(Windows SharePoint Services)の話。

SUS(Software Update Services)

まずSUSについては、基本的にプル型のサービスなので、サーバで設定を行っても即座にクライアント側で更新がかかるわけではない、というところがポイントだろうか。SMS(Systems Management Server)では大げさすぎる__という規模のネットワークにおいて使うのがよさそう。

  • 設定をかけた後1日くらい時間をおいてMBSA(Microsft Baseline Security Analyzer)ないしHFNetChkで適用状況を確認
  • 適用されていないクライアントについては、重要度によってさらに待つか、あるいは手動でインストールするかを判断する

って感じの運用にするあたりが落としどころになるか。定時に帰れるかどうかはわからんけど、それだけでもずいぶん苦労は軽減されそうですな。そういや、MBSAが日本語対応になっていたのは知らんかった。
ちなみに勉強会の資料(PPT)は講師だった山近さんの「目指せ!SOHOの達人」の「勉強会資料」から(12番の「定時に帰れるSoftware Update Services」)。

WSS(Windows SharePoint Services)

続いてWSS。SUSは主にHotfixのインストール用途に使われるという、いわばセキュリティよりな話だったのだが、対するWSSは最近流行の企業内コラボレーションツールといった感じ。WikiっぽいといえばWikiっぽいが、Office System 2003と強固な連携がはかられているあたりがMicrosoftらしい。これについてはデモを見ているだけだと一番おいしいところはわかんなさそうだなー。やっぱり実際に使ってみたいなー、という印象。
基本的にはブラウザを入り口にしたサービスになるのだけれども、こういうのを見るにつけ、こいつがグループウェアに取って代わるのだろうかと思う。一時期企業内イントラがはやったときにも同じようなことを思ったものだけれども、実際どんなもんなんだろうか。意外にNotesもしぶといみたいだけど。
まあOffice2003は企業においても浸透しているとは言えなさそうだし、WSSが普及するまでにはもう少し時間がかかりそう。次のバージョンのOfficeがリリースされるあたりかな。