ワンダの日記

ワンダと巨像」より。ネタバレを含む。

7体目

だんだんたどり着くこと自体が難しくなってきた……と言っても要は道に迷っているのである。情けない。カメラアングルがなかなかキマらないんだよなあ。アグロ(馬)を無駄に走らせるが、文句一つ言わないのでありがたい。呼んだらちゃんと戻ってくる。えらい。しかし一体いつエサを食っているのだろう……と思ったが、考え出すとキリがないのでやめておく。
ともあれようやくたどり着いた先は湖である。広いなあ、と見とれていたら巨像が出現。なにやらすいすい泳いでますよ!魚だ!しかもなんかヘンなトゲがあってビリビリ言ってる!
まあ鳥がいたんだから魚だっているだろう。そんなことでいつまでも驚いていても仕方がない。意を決してざんぶと飛び込む。寒い!もう11月なんだから少しはロケーションというものを考えてほしい。俺がおじいちゃんだったらどうするつもりだ。
こちらに気づいた巨像はゆるゆるとこちらに近づいてくるのだが、ここでまた問題が。周りは水ばかりなので巨像との位置関係が把握しにくいのだ。果たして横から近づいてきているのか、それとも下からか?大体は斜め下からなのだが、これがなんともわかりにくい。必死でビリビリを避ける。尾びれのあたりからなんとかとりつくことができた。魚のくせに毛が生えている!まあおかげで水中に潜られても振り落とされずにすんでいるのだから文句を言う筋合いではあるまい。
一度とりついてしまえばあとは何とでもなる。けれども2度ほど思い切り深く潜行されて窒息死しそうになった。まったく人が捕まってるんだからあんまり深く潜るんじゃないよ。

8体目

また道に迷う。しかしそのおかげでいくつか実のなっている木を見つけた。ありがたく弓で落として食らう。迷うというのも悪いことばかりではないようだ、などと人生訓のようなことを考えて一人悦に入った。それにしてもまともなものを口にしたのはずいぶん久しぶりだ。生き返る。このあたりにはコンビニひとつない。
山をくりぬいた洞窟のような通路のようなところを抜けてたどり着いた先に妙な建物がある。古の剣もこのあたりがクサいっすよ!とでも言わんばかりにその先を指し示す。とりあえず入ってみることにした。果たしてたどり着いたのは円筒状にくりぬかれた闘技場のようなところの最上部。足場があちこち崩れていて危ないなあ。と、底を見下ろしたその先に巨像が。なんだかトカゲみたいなヤツである。今度は爬虫類か。次はなんだろう。よもや昆虫やクモ類などではあるまいな。
そんなことを呑気に考えていたのが甘かった。なにやら立ち止まったと思ったら口から弾が!弾がビシュっと!デカい上に遠隔攻撃なんてズルい!しかも弾が炸裂した後には妙なビリビリが残り、まき散らす煙を吸っただけでダメージを受けてしまう。冗談じゃねえぞ!必死で逃げるもヤツは壁を登ってきやがる!どうやって倒すんだこんなもん!
とりあえず足が光っていたのですわ弱点か、と遠くから弓でちまちまやる。しかしあんまり体力が減ったようにも見えないし、埒があかんなあ……と思って近づいて剣で斬ってやろうとすると今度は例の弾を至近距離で浴びせられる。理不尽だ。
しかたなく長期戦を覚悟で遠くからチクチクやることにした。するとなにやら巨像がぎゃおー、とか叫んでぼとりと落ちる。ちゃーんす!とばかりに近づこうとしたら崩れた足場を踏み外して落っこちた。足が痺れる。しかし階段で下りるよりはきっと早い!
落っこちたヤツは腹を空に向けてひっくり返っていた。マーク発見!あれが弱点だ!駆け登ってブスリとやる。手応えあった!しかし何度かやっているうちに起きあがりやがる。そして恐るべき寝返り!ぎゃあ!ツブされちゃうよ!必死で前転避けを繰り出しながら逃れようとするが、尾っぽの一撃を食らってぎゃふんとなった。壁に叩きつけられて思い切りむせる。でも早く逃げないと……ってよく考えたらまた弓でチクチクのやり直しかよ!めんどくせえ!
何度かそんなことを繰り返してやっと撃破できた。ざまみろ。