名古屋公演

5回目にして今回の来日公演最終鑑賞は11月19日(土)のソワレ。
4列目11番という、今までにない絶好のポジションだった。もっとも1列目が存在するのは舞台正面だけなので、やや左よりの11番席は4列目と言いつつも実際には3列目のようなものである。舞台が近い!
愛知県芸術劇場は作りも新しく、とても立派。コンサートホールというよりはオペラ劇場のような感じですな。休憩時間に一番上まで登ってみたが、5階席はまことに高い。落ちたらまず間違いなく死ねると最初に思うくらいに高い。舞台からはそれほど離れずに高さがあるので、これはこれでまた違った見方ができそうだ。札幌在住時代にもKitaraにずいぶん通ったものだけれども、最近では地方の方が立派なホールがあったりするんだなあ。
どうやらリハーサルが長引いたようで、開場は30分遅れ。さっそくプリンシパルを確認してみると、Michael Patrick GallagherとDearbhla Lennonのお二人。この組み合わせを観るのも4回目で、さすがにどのようなステージになるのかがわかってくる。安心して鑑賞することができた。今回は名古屋在住の友人と観に行ったのだが、生Riverdanceは初体験とのことなので、けれん味のない正当派的なキャストでよかったのではないだろうか。
にしてもやっぱり前で観るとタップの迫力がすごい。本当に腹まで響くような迫力にただただ飲み込まれてしまう。ついでに言うとスピーカーも近かったので重点の迫力もものすごかったのだが。あと、ステップの細かいところまでよく見えたので「ここはこういうステップなのかー」と新しい発見も数多くあって大満足。特にタップの競演はすごかったですなー……ってのも自分がちょこっとタップをかじっているせいかもしれないが、バックフラップの連続とか、もう圧倒されっぱなし。
まあステージに近いがゆえに全体のフォーメーションはわからないのだけれども、ステージに近いがゆえの一体感の前には全然気になりませんな。というかもう細かいところとかは全部すっ飛ばしてただただ没入できました。件の友人も最初のステップから一気に引き込まれたとのことで、やっぱり人生一度は生Riverdanceですな。