Web2.0的グルメサイト案

Google Mapsを使ってどんなことができるだろうか、と考えてみたんですが、案の定大したアイディアは浮かびません。というわけで以下妄想。
いや、はてなマップって地図上のポイントで撮った写真と組み合わされてて面白いなあ、と思ったですよ。これは携帯電話のGPSとデジカメを使って登録できるんですが、その実装にはGoogle Maps APIが用いられているわけです。ほほう。大した手間がかからずに登録できるってのはいいですなー。
で、そのはてなマップのタグ一覧の中に「おいしいお店」ってのがあります。登録数はまだそれほど多くないんですが、これ、うまくいくとすごく面白いことになるんじゃないだろうかと思った次第。
ほら、Blogでよく料理の写真を添付して「今日はこんなものを食べたよ!おいしかった!」って話をしてたりするじゃないですか。読んでみると「うまそー。食いてー」とか思うんですが、店の場所がわからなかったりして残念だったりもするわけです。確かにいちいち店の住所なんか覚えてないだろうし、わざわざ地図へのリンクを張るのも面倒だからなあ。
加えて個々のBlogだとどうにも情報が分散しすぎているって問題もあったりします。まあ今はBlog向けの検索エンジンとかありますが、それだとあらかじめ店の見当がついていないといかんともしがたい。
この分散している情報を集約するサービスってできないもかなあ……というところで話が先のはてなマップにおける「おいしいお店」に繋がります。ちょっと考えてみただけではありますが、これ、「はてなグルメ」とか言って独立したサービスにしても結構イケちゃうんじゃないでしょうか。
なんといってもGPSによる位置情報を使えば面倒な住所の入力が不要、ってのがポイント高いですね。位置情報から住所の逆引きができれば地域によるカテゴライズも一気にできてしまうので、サイト構築の手間も随分軽減できます。場所さえわかってしまえばその店にたどり着くことはできますから、ウマいだのマズいだのどの料理がいくらだのの付帯情報は書きたい人に好きに書いてもらえばいい。Amazonのレビューに従って5つ星での評価くらいなら登録の閾値もそれほど苦にならないかも。あとは和食やら中華やらのジャンルくらい入力してもらえれば、体裁は整うんじゃないでしょうか。
そうするとあえて「おいしいお店」ってくくりにしなくてもよさそうですな。こういうサービスは情報の数と鮮度が命なので、とにかく登録のための敷居は低くあるべきです。別においしいお店ってわけじゃなくても、その日に行ったお店を一言コメントを添えてポストしてもらえばいい。うまくいけばそこらのグルメサイトが裸足で逃げ出すような情報が集まったりするかもしれないですよ。夢はでっかくユーザー参加型ミシュランガイド!って感じでどうですか。
……ってなわけでカッ飛ばしてしまったわけですが、これぞWeb2.0的サービスって感じがほのかに漂いませんでしょうか。ほら、まさしくユーザーによる集団知なわけですし。ダメですかねえ。それともこんなこともうみんな考えてますか?ぬぬん。
いや、確かに口コミをウリにしてるグルメサイトとかあるんですけど、ちょっと見てみると軒並みコメント0件だったりしてなんだこりゃだったりするわけですよ。でも今日も巷のBlogには「あそこの店のアレがおいしかった!」とか書いてある。なんかちぐはぐだなあ、と。うまく組み合わせてやればすごく面白そうじゃないですか?少なくともはてなマップ内のひとつのタグに収まりきらないくらいにはできると思うんですけど。
まあ「Google Maps APIを使った地図サービスが次々登場--ブログ、求人、映画と連携」(CNET Japan)って記事を読むと、そう遠からぬうちにこういうサービスが出てくることは予想がつくわけですけどね。どこまでWeb2.0的なものになるかはあるにせよ、いやあ、今からとても楽しみだなあ(他人任せ)。