iPodをコンポにつなぐ

iPod用のAV出力ケーブルを買いました。コンポに繋いで使っているのですが、これがなかなか便利。
なにせCDをいちいち取っ替え引っ替えする必要がないし、そのための操作も使い慣れたiPodをそのまま使えるのです。私の部屋で音楽を聴こうと思った場合には、PCを使う、iPodを使う、コンポを使うという3つの方法があるのですが、当然それぞれに異なった操作方法を覚える必要があります。でもiPodがコンポのコントローラーと化すと覚えるべきことが2つに減る。脳の記憶容量が限られている以上、これは少ない方がよいに決まっているのです。
そうはいっても音質はどうなのよ、という疑問もあるかもしれません。けれども私程度の耳ではCDでもMP3でもあまり気にならないようです。聞き比べはしてませんが、今のところそれほどの不満はありません。もちろん違いはあるんでしょうが、いちいちCDを引っ張り出してくることを考えると利便性の方を優先したくなる。音の善し悪しを聞き分けるだけの耳を持っていないということが、逆に幸いしていると言えるのかもしれません。チープな耳に感謝。
こう言ってしまうとなんかミもフタもない開き直りに聞こえるかもしれません。実際そのとおりな面もあったりもしますが、まあちょっとお待ちなさい。そりゃ鋭敏な感覚を持つことは、人生をより豊かなものにしてくれるのかもしれない。けれども仮にそうでなかったとしても、それほど悲観する必要はないなじゃないかって気がするのです。たとえば私はけっこうどんなものを食べてもおいしいと感じてしまうような貧乏舌の持ち主でもありますが、妙に肥えた舌をもってして、食事のたびごとにあれはマズいこれがイマイチと感じるよりはいいような気もしないではありません。足ることを知れ、ということでしょう。
もちろん、ああだこうだいいながら美味しいものを探し歩くことに喜びを感じる人だっているでしょうし、それはそれで結構なことです。そういう人のことを否定するつもりはない。単に私はそういう人ではなかったということに過ぎないわけでして、逆に私がこだわりを見出すところに他の人が何の関心も示さない場合だってあるんですから、まあお互い様というものでしょう。
iPodの話。AV出力ケーブルを買ってああ便利とか言ってますけど、それでもまだ改善の余地はありそうなんですよね。どこかというとケーブルが短いのがちょっと不満なのです。延長ケーブル買おうかしらん。むー、でも家にいるときはPCを使ってる時間が長いし、やっぱり一覧性はそっちの方がいいんだよなあ。iPodは2Gしか容量がないからライブラリも限られてるし。やはりPCからコンポに出力できるような環境を構築するべきなのではないだろうか。
とはいえそのためには色々出費も必要になるでしょう。PCの効果音も全部コンポから出力されるのは気持ち悪くないですか?とか、ざっと考えただけでも検討しなければいけないことがいくつか思い浮かぶ。あー面倒くせえ。やっぱり延長ケーブルくらいで済ませておくのが一番ラクか。ラクだよなあ。でも今日は雨が降ってる。ぐぬう。まあとりあえずは今のままでもいいか。
……
ことほどさように足ることを知るというのが怠惰のイイワケになる場合もあるようです。難しいもんですね。ええまったく難しいですよ。ごろごろ。



検索で飛んでこられる方が多いようですんで、製品情報も書いておこうかと思いました。私が買ったのはブライトンネットB-POWER HOME AUDIO for iPod(BI-HA2)ってやつです。ヨドバシで3,000円くらい。Amazonではなぜかマーケットプレイスでの購入ってことになっちまうようですが、一応詳細ページへのリンク(AA)を張っときます。