アイリッシュダンスの動画

文字ばっかりな本にっきですが、たまには動画を紹介してみようかと思います。普段アイリッシュダンスの話をしても「なにそれ。知らん」と言われるのがオチなので、こんなダンスですという感じで。ちなみにアイリッシュダンスにはソフトシューズとハードシューズの2種類がありますが、今回ご紹介するのは全部ハードシューズといって、タップダンスのように靴で音を鳴らす種類のものです。
で、アイリッシュダンスといったら一番てっとり早いのはRiverdanceというショーを紹介してしまうことなんですが、YouTubeに載っているのは大体がDVDからのコピーなので恐ろしくて取り扱えません。まあ探せばすぐ見つかりますんで見てみたい方は直接検索してみるのも手でしょう。今回紹介するのはそれに比べりゃ地味かもしれないけど、やってることはすごいぞ的なモノです。
まずはこちら。4分ほどの動画なんですが、実際に踊り始めるのは残り時間が2分を切ったあたりからです。まるでTVの格闘技中継のような焦らしぶり。どこかのパーティ会場かなんかのように見えますね。やや画質が悪いのは照明が暗いせいもあるかも。

見ていただければわかりますが上半身を全然使いません。そういう意味では死ぬほど地味なダンスと言えましょう。けれどもそれがアイリッシュダンスの特徴だったりします。かつてアイルランドがイギリスによる統治下に置かれていた際、禁止されたダンスを踊っているのを窓の外から見られても気づかれないようにするため、という話もありますが真偽のほどはよく分かりません。さすがにこれだけ音鳴らしてりゃバレるだろうに、とも思えます。まあその後、時代を経るうちに洗練されていった形として今のダンスのスタイルがあるわけですから、一概には言えないってことで。
さて続いてはこちら。踊ってる本人によるアップロードですね。自己紹介文を読むと、World Championshipにも出場していたりするんだとか。すごいですねー。ちなみにアイリッシュダンスの世界選手権ってのは、アイルランド、イギリス、アメリカ、オーストラリアからの参加者がほとんどです。最近はヨーロッパ各国にも広がりつつあるようですが、実力的にはまだまだだとか。えー、なんといいますか、ぶっちゃけマイナーなダンスなんですな(苦笑)。

ときおりハイキックをする際にも音が鳴っていますけれども、機材の故障とかラップ音とかではありません。両足がする際に踵同士を当てて音を鳴らす、Clickというワザです。見た目もハデで、アイリッシュダンスにおいては華のあるテクニックと言えましょう。ちなみに慣れないうちにやるとこれがまた面白いように当たりません。
で、最後はこちら。TVで放映されたような造りの画像ですが、アップロードしたユーザー名がTacomaNewsTribuneとなってます。どう考えてもTV局の名前です。最近はYouTubeを使ったプロモーションも当たり前のようになってきてるんですねえと感心。本職だけあって、さすがに画質がよろしいです。
ちなみにこちらのダンサーも世界選手権の出場経験があるようで、現役のRiverdancerだそうです。とにかく足技のキレがすげー。いや、先ほど申したとおり基本的に上半身の動きがないので、足技以外になにかあるのかと言われると困るのですが。

どんなもんでしょう。テキトーな解説も交えたせいでずいぶん長くなってしまいました。ま、アイリッシュダンスの雰囲気ってヤツを少しでも感じていただければ幸いというところですね。
で、最後に言わずもがなのことを。私もアイリッシュダンスを初めて1年半になりますが、こんなにウマくねーです。つーかこれらの動画の足下にも及ばないというのが正確でしょう。そこんとこ、くれぐれもご注意くださいませ。