タイガー・ウッズにまつわるカネと暴力の話


タイガー・ウッズの不倫騒動で、スポンサーの株主価値が120億ドル、約1兆円減じたんだそうです。これ、調べてみるとアルメニアGDPとほぼ等しいんですね。世界にはおよそ200程度の国が存在しますが、アルメニアGDPは上から数えておおよそ110〜120番目あたりに位置します。つまり約100カ国はそれよりもGDPが少ないってことですな。タイガー、恐ろしい子……!とでも言いたくなります。
なお、タイガー・ウッズの今年の獲得賞金額は1050万8163ドル。これだと120億ドル稼ぐには1000年以上かかる計算になります。世紀を超えるどころか、なんともミレニアムなお話。ちなみにタイガー・ウッズは1996年からPGAツアーに参加してますが、それから今年に至る14年トータルでの獲得賞金額も、調べようと思えば簡単にわかっちまいます。およそ9300万ドル。さらに言えば、スポンサーフィーなどその他の収入を合わせた生涯収入が10億ドルを超した、という話も検索すればすぐに見つかるんだからインターネットはやはり恐ろしいです。にしたって14年で10億ドルですから、120億ドル稼ぐのであればやはり100年以上必要だってことになりますね。
まあ普通に考えりゃ1億ドルだって今のドル安レートで考えても約90億円。一生のうちに使い切れるかどうかって額です。というか想像するのも難しいくらいでして、こんなの夢物語みたいな話ですな。年末ジャンボ30回分ですよ。
しかしナマの金額を書いていくと話がものすごく脂っこくなるものです。
ま、そんなタイガー・ウッズ奥さんに9番アイアンで殴られて顔面骨折ってんだから不倫はほどほどにというところですね。つーか9番アイアンで殴打って、それはそれで恐ろしい話だ。
というわけで年の暮れにカネと暴力のお話でした。また来年。