クラシックにハマりはじめてみる

ここ一年くらい、クラシックのCDを買いあさっています。

なにしろ作者がみんな死んでいるのがいい__と言うといささか衒いすぎですが、それだけ評価も固まっているということなので安心して手を出せます。どこかで聴いた曲も多いし、そういうのを見つけるのも楽しい。それに同じ曲でも演奏者によってずいぶん表情が違うのが面白いですねー。いわゆる名盤ってのもたくさんあるんですが、これは昔の録音ってことも多いので一枚1,000円とか、ひどいのになると500円で買えます。素晴らしい。

てなわけで気に入った曲があると、色々な演奏者で深掘りして聴いてみる、という集め方をしています。買った端からiTunesに放り込んでいるので管理もラク。とりあえず基本からということでベートーヴェンがもっとも多く、今見たら50枚近くありました。一口に演奏者といっても指揮者で買ったりオーケストラで買ったり、あるいはソリストで買ったりするのでなかなか底が見えません。汲めども尽きぬというところ。

他にはバッハ、モーツァルトショパンといったところも買ってます。が、深掘り的な買い方をしているとなかなか次の作曲者へ、ということになりません。いくら安いったって懐具合には限界がありますし、そもそもそんなに聴いてる時間がない。

さらに言えばバリエーションが多すぎるというのも嬉しいようでいて逆に悩ましいものだったりします。今回クラシックを聴き始めたきっかけはベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番が気に入ったからだったんですが、これは10枚くらいCDを買ってまだ有名どころがたくさん残っているというありさま。同じ曲なんだけどなあ。まあ相当に有名な曲なので録音が多いってこともあるんですが、いやはやまったく。

で、世の中にはクラシックマニアがけっこういて、そういう人たちは同じ曲を50枚持ってたりするそうです。しかもそれが普通にあることらしく、いったいどうなっているのやらと思わずにはいられません。同じ演奏者でも録音の時期によってまったく違うとか、恐ろしい世界ではあります。まあ端から見てみれば10枚も50枚も似たようなもんだろってなもんかもしれませんが。

というか先に挙げた作曲者はクラシックの中でも比較的古い部類に入ります。バッハは18世紀だし、ショパンでも19世紀半ばまで。150年以上も昔の人です。当然他にも有名どころはぞろぞろ待ちかまえているわけで、いったいいつになったら現代にたどり着けるのやら。まあ一年で100枚以上ってのは買いすぎな気がしますんでこのままのペースがいつまでも続くとも思えませんが、しばらくは飽きなさそうだなあ。

ひひひ。