破壊活動

眼鏡を踏み潰してしまいましたよ!ぎゃあ。

実は今使っている眼鏡は依然も一度コワしたことがあるのでした。そのときはなんとか自力で修復できたのですが、今回はかなり見事にひん曲がってしまいまして、えいえいとラジオペンチでやっているうちにぱきん。ツルと本体のジョイント部分を完膚なきまでに破壊してしまったのでした。こうなってしまってはもはや再起不能です。

というわけで仕方なく部屋の片隅から2年前まで使っていたヤツを発掘してきました。実はコイツも一度踏み潰したことがある。どうやら私は眼鏡を踏み潰す才能に恵まれているらしい。全然ありがたくありません。

さて、その昔使っていた眼鏡には乱視の度が入っていませんでした。単純な近視用。乱視入りの眼鏡というのは初めてかけると世界がゆがんだように見えるのです。しかし今回やってみてその逆もまたしかりであるということが判明しました。しばらくかけていると吐き気を催してしまうほどの威力です。うう、昔はこんなのを一日中かけていたのか。すっかり乱視入り眼鏡に眼が順応してしまったというわけですね。人間ってすごいや。

今日はたまたま午後から仕事を休みにしていたので、その足で眼鏡店へ直行です。ついでに視力の検査もしてもらったのですが、乱視がさらに進んでいるらしい。おそろしいことです。とはいえ新しく眼鏡を作るのにはさらにおアシが必要なので今回はフレームの交換だけすることに。レンズが無事なのは不幸中の幸いでした。

しかしフレームだけで1万2千円もしたのでかなりイタい気分ではある。しかも半日かけていただけなのにすでに眼が近視のみ眼鏡へのカスタマイズをはじめていたらしく、直った眼鏡をかけるとやっぱり世界がゆがんで見えます。なんというか、ゆがんでばかりで非常にイヤな一日です。

ところで、裸眼で歩くとなにせ乱視なので地下街の天井の照明がとてもたくさんに分裂して見えます。まるで違う世界のようでこれがなかなか楽しい。そんな私はたまに夜に眼鏡をはずして歩き、「わー信号が紫陽花に見える」と喜ぶという遊びをしています。危なっかしくてはた迷惑な遊びです。しかし照明がたくさん見える景色は幻想的で綺麗でもある。これは乱視のヤツ以外にはわからない世界なのですよ。羨ましいだろう。

強がりでもしないとやってられません。