300万画素EXLIM

新機種が出るたびに取り上げているEXLIMのお話。今度は初代機の進化系とでもいうべき単焦点が300万画素化されたそうです。変更点はボディサイズが89.5mm(W)x57.0mm(H)x11.7mm(D)(=59.7cm3)と従来機(88x55x11.7=(56.6cm3))に比べてやや大きくなっていること。ただしボディをステンレスからマグネシウム合金にしたことで、重量は87g→72gとより軽くなっています。あとはレンズバリアの搭載と、液晶が2.0型TFT(従来機は1.6型)と大型化されたこと、EXILIM Zoomのフォトスタンド機能などを取り込んだことなどがあげられます。そうそう、電源とシャッターの位置は相変わらずみたいですが、操作系も若干変わっている様子。実売価格は4万円前後との予想。

うーん、やっぱりEXILIMに300万画素もいるかなあ。300万画素ってのはA4フルサイズに印刷しても大丈夫なスペックですが、EXILIMで撮った写真でそこまでやるってのがどうにも想像しがたい。あと、今回もマクロモードは搭載されませんでした。ここまでくると、CASIOさんはマクロモードに恨みでもあるのではないかとあらぬ疑いをかけたくなってきます。

というのも、私は画素数は100万からせいぜい200万でよいから、とにかくマクロモードをつけてくれと思っていたからです。こういう携帯に便利なカメラは、風景写真よりも目に付いた小物をバシバシ撮っていくって使い方になるんじゃないかと思ってたんですね。それならマクロは必須ではあるまいか。でもEXILIMはどんどん高画素化の道を歩んでゆくわけです。市場のニーズってのはそっちにあるんだろうか?世間の人たちはデジカメで撮った写真をどんどん印刷してるのですかね。それなら高画素化は嬉しいに違いない。

まあちょっと私の欲しいモノとは違う方向に進んでるってことで、EX-S3を買おうという気にはなれないのでした。yodobashi.comだと100万画素クラスのEX-S1は25,000円くらいになってる。買うならこれだろうなあ。