札響の第九

というわけで第九。年末といえば日本全国が第九の日々である。みんな第九がよほど好きなのだろう。世界一の第九演奏国、それが日本である。ちなみに正式名称は『シラー作、頌歌(しょうか)『歓喜に寄す』を終末合唱にした、大管弦楽、四声の独唱、四声の合唱のために作曲され、プロイセンフリードリヒ・ヴィルヘルム三世陛下に最も深甚(しんじん)な畏敬(いけい)をもって、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンによって奉呈(ほうてい)された交響曲、作品125番』なんだそうだ。長い。文字数稼ぎにはとても便利だ。で、ベートーヴェンが9番目に作曲した交響曲だから第九。オーケストラが年末年始のモチ代かせぎに演奏するならいだったという話もある。
なぜか第一、第二楽章は聞いていてとても眠くなる。不思議だ。でも指揮のゲルハルト・ポッセがとても頑張っているのが3階席の一番後ろからでもよく見える。腰も曲がって、果たして無事に指揮台にたどり着けるのだろうかと心配になるくらいだが、一旦タクトを振ってしまうと元気一杯。これだから指揮者ってのはあなどれません。でもそれに楽団がついていけてるかどうかがちょっと微妙な感じが。途切れるはずの音がくっついちゃったりしているようなところがありましたけれども。第3、第4楽章はちょっとテンポが速かったか?
以下に歌詞を載っけておこう……と思ったらウムラウトつきのが「&」で展開されちまいやがんの。まあクロスサイトスクリプティング対策の一環なんだとは思うが、さてどうしたもんかな。そういや、大学の第二外国語はドイツ語だったんだよなあ……。
訳については『第九 歌詞』で検索して引っかかった数々のサイトを元に。また、解釈についてはベートーベン(a.k.a.ベートーヴェン)第九の歌詞と音楽)が参考になる。