神の視線メソッド

さて、上のエントリでは「歴史は繰り返す」「世界と向き合う」などのように大仰なキーワードを無理矢理くっつけることによって、Livedoor ReaderからWebの存在意義へと話をすり替え、さらには未来への展望を読み手に問いつつも自分では何も言わない、というヨタ話を作り上げました。この投げっ放しっぷり、まるでいっぱしのヒョーロン家のようです。
いとも簡単にヒョーロン家気分が味わえるこの手法、はるか高見から見下ろすかのごとき物言いから「神の視線メソッド」と呼ばれています。
この手法はどのような話題においても応用可能で、とにかく広大で漠然とした__つまりは抽象化された話題へと誘うことによって、読み手を煙に巻くことが実現できます。さらには読み手が聞いてはいけないことを聞いてしまったかのような顔をして立ち去ってくれる可能性もあり、穏便に厄介払いができるという意味において京都でのお茶漬けと同様の効果が期待できたりもするのです。そのような場合には立ち去る相手の背中に向かって「キミには少々高度すぎたようだネ」などとのたまうとなお効果的で、まるで自分を中心に世界をまわっている気分。すごいですね。
もちろん神の視線メソッドの利点はこれだけにとどまりません。なんだかよくわからないがアタマがよさそうに見える機能、ネタにつまったときにもやたら長文のエントリを書くことができる機能などが、日常生活にエスタブリッシュでスノッブな彩りを添えてくれるでしょう。簡単なモード切替でアンニュイで憂国的雰囲気を醸し出すことも可能で、これからのジメっとした季節にもバッチリです。
知識のみを誇る時代はもう終わりました。これからの時代はやはり神の視線メソッドでIP*12.0です。みなさんもぜひ。

*1:インテリパーソン