電力復旧

というわけで送電停止からは回復しました。
まあ一応どういう手続きを取ったらいいか聞いてみよう、ってんで起き抜けに電話をしてみたんですがこれがなかなか繋がらりません。なんだよー、土曜の午前中からなんでみんなそんなに電力会社に電話してるんだよー、とか思いながら待つことしばし、ようやく出ていただいたオペレーターのお姉さんに質問して、土曜日でも支店で支払いを受け付けてくれることを確認しました。ついでに支店の場所も聞いてぬかりありません。だっていっつも地図はネットで確認してたんだもの。
にしても電気がなくても電話線さえ生きていれば電話は使えるんですな。携帯電話の電池が切れていたのでこれは助かりました。いまさら公衆電話を使うのもアレだし、電話線エラい。
で、さっそく支払いに行ったら休日出勤らしきこれまたお姉さんが普通に対応してくれました。ありがたいことです。で、復旧はいつくらいになりますか?と尋ねると午後のできるだけ早いうちに、とかおっしゃる。そこで例のインターホン問題について話をすると、じゃあ携帯電話の番号を教えてくださいと言われました。
それなら結構、とか思ったのですが、さきほども書いたように携帯電話の電池は絶賛エンプティ中であります。うーん……仕方ない、コンビニで充電池を買うか。結構お高いモノ(使い切りタイプで600円くらい)ですが、まあやむを得まい。アパートの廊下には掃除機などに使われるのであろうコンセントはあるけれども、それを使うのはさすがに気が引ける。それにしても懐中電灯を買ったり携帯用の充電池を買ったりと、今回の件ではコンビニが密かに大活躍ですな。払込票さえなくしていなければ支払いだってコンビニでできたわけだし、まさしくコンビニエンスです。コンビニもエラい。
ともあれそんなわけで支払いは終了。あとは作業員が来てくれるのを待つだけとなりましたので、お姉さんにお礼を言いつつ帰宅の途につきました。まだ昼までは時間があったので、近くのそば屋で鴨せいろとか食べてみたり。なんかすごい呑気なヤツだと我ながら思います。
で、家に着いてみると午後13時頃にさっそく電話が。めでたく復旧と相成りました。作業しているところを後ろからじーっと見てると、なんかそこらにある工具で作業できちまいそうにも見えましたが……まあ気のせいでしょう。こっそり復旧させよう、とかヤバいことは考えない方が身のためってもんです。これからも長いお付き合いなわけだしな。
まあ今回の件で電気がない生活ってのがどんなもんかってのはそれなりにわかりました。とりあえず身の回りのモノは全滅だと思って間違いなさそうです。PCやらTVやらはもちろん、温水器が使えないから風呂には入れないわ、インターホンが使えないから宅配便の兄ちゃんに「呼び出したらエラーが出るんですよ。住所間違ってるんですかねえ」とか無用の心配をさせるわとロクなことがありません。ついでにいうと我が家ではトイレも流せなくなってました。すげー。オール電化住宅みたいじゃないか。
でもって当たり前のことですが照明も使えないので、夜になったら寝るしかない。ヒマをつぶしたいのはわかりますが、懐中電灯で本を読もうなんて考えない方がよいです。読みづらい上にこの上なくわびしい。文明の利器に頼らない生活もたまにはいいよね、とか強がりをいいたいんだったらキャンプでもしてりゃいいんであって、わざわざ電気料金を滞納する必要はこれっぽっちもありません。とりあえず選んだ本が太宰の「人間失格」とかじゃなくてよかったです。もしそうだったら本当に死にたくなりそうだ。あと冷蔵庫も使えないんですが、普段から冷蔵庫の中身はドリンク類しか入っていないのでこれはあんまり気になりませんでした。
いやー、ここまで書いてみると、いかに自分が不健康な生活を送っているのか思い知らされますな。なんたって一番困ったのがPCが使えないことなんだもんなあ。まあ1日だけだったからいいようなものの、やっぱり電気のない生活には耐えられないようなライフスタイルであることはよくわかりました。とくに風呂だのトイレだのはツラすぎる。今後は滞納しないように気をつけていきたいと思いました。えーと、とりあえず払込期限から一月半くらいは送電停止にはならないようなので、そのデッドラインがわかっただけでもよしとしよう。
……よしとしちゃマズいよなあ、やっぱり。