ヨドバシカメラで体重を量る

移動中にちょっと時間が空いてしまったので、秋葉原で時間を潰すことにしました。といっても2〜30分程度なのであまりたいしたことはできません。で、ヨドバシをぶらつくことに。
我が家には体重計がない状態が久しく続いています。というか一人暮らしを始めてからこっち、一度も体重計を購入したことがないというのが事実。おおよそ10年の間、私は自らの体重をロクに知らないまま人生を送ってきたわけです。
 もっともなにもしないでゴロゴロ食っちゃ寝している分には、体重や体脂肪率なんか知らない方がココロの健康にはよろしかったんじゃねーのという気もします。しかしここのところダンスにハマっているのに呼応して、普段からけっこう運動をするようになってきました。で、いざ運動を始めてみるとせっかくだからどれくらい効果があるのか確認してみたいというのが人情というものです。我ながらご都合主義だと思いますが、しょせん手前勝手なのが人間ですから仕方ありません。
ま、そんなわけで本日のヨドバシ探索では体重計を物色してみることにしてみました。最近では体組成計って呼んでるんですね。確かに売り場を見てみるとよほど安いものでもないかぎり、体重を量るだけという製品の方が少ないくらいです。
まあただ眺めているのもヒマなので試し乗りをしてみることにしました。せっかくだから一番高そうなヤツを使ってみようってんでオムロンカラダスキャン HBF-361を選択。しかし見た目からしてずいぶんサイバーな製品だなあ。とても体重計とは思えません。
 なんでも最近の製品では体重や体脂肪率だけでは飽きたらず、骨格筋率や基礎代謝も測れるんだそうですよ。売り場のお姉さんがそう言ってたんですから間違いありません。すごいですねー。
 で、骨格筋率ってなんですか?と尋ねてみたんですが、お姉さんは黙って静かに笑っています。しまいには笑顔はそのままにしつつも「私、オムロンじゃなくてタニタの人ですから」とか逃げ口上が。骨格筋率の表示ができるのはオムロンの製品であり、タニタの製品にはそういう機能はないそうなのです。しかしだからといってタニタを見くびってはいけません。驚くなかれなんとタニタ製品では骨量の表示ができるのだそうです!
 うーん。
 まあツッコミポイントは色々ありますが、とりあえずはいいや。私の知らないところで日夜熾烈な開発競争が繰り広げられているのだなあ、とか漠然と思いました。つーかタニタのお姉さん、オムロン製品を試そうとしている私のところへやってきて色々構ってくれるのはとてもありがたいのですが、実は結構ヒマですね?
なにはともあれ量ってみるのにしくはなし。えーと身長と年齢、性別を入力するんですな。あー、裸足で乗らなきゃいかんのですか。むう、水虫は気になりますがここまで来てあとには引けないし……えいや。とりあえず体重と体脂肪率がわかればいいや。計測用の電極を握った腕を伸ばしてしばし待つ……と出ました。
体重が65.6kgの体脂肪率が15.8%。
いずれも完膚無きまでに標準のようです。ふーん。基礎代謝は約1,500kcal。問題の骨格筋率は……忘れました。つーか今までの人生の中で一度も聞いたことのないような数値ですから、適当にそれっぽい数字が表示されているだけでも納得してしまいそうなところが恐ろしいですよ骨格筋率。
結果に対する感想としては、8月に入院したときと体重がほとんど変わっていないというのがやや気になるくらいでしょうか。それでもごくごく標準ということで問題はないのでしょう。きっと。つーかこの8か月くらい一生懸命ダンスをやってたんだけど、それでもこの程度の数値ってことは食生活がけっこうアレなのではないかという気もしないではありません。まあ食事にはあまり気を使ってないし、甘いものとか大好きですからね。むしろそれで維持できているだけ大したものなのかもしれません。
もっともここ1か月くらいは毎日いろいろと運動もしてますし、禁煙も始めたりしているわけです。なので毎日測定しつつダイエット記録をやってみるのには、今はもしかしたらちょうどいい時期なのかもしれません。うーん、ひとつ買っちゃおうかなあ。
しかし売り場にはやたらたくさんの種類の体重計が並んでいて、体脂肪率など色々な測定ができるものはお値段も7,000円くらいから20,000円近くするモノまで様々です。体重計に20,000円!ちょっと想像できない世界ですが、私は今間違いなくそれを目の当たりにしているのです。うーむ体重計に20,000円を投じる世界がすぐそこに。
 つーかあんまり選択の余地がありすぎて目眩がしてきました。こういう時は他人を頼るべきかと思います。助けてタニタのお姉さん!するとお姉さんは相変わらずの笑顔で「どれでもあんまり変わらないですよ」とか仰います。その商売っけのなさがとてもステキだと思いました。
つーか個人的にはPCにUSB接続可能なモデルがあるといいんだけどなあ。データはPCで管理したいけど、手打ちでデータ入力とかするの面倒なんですよー。オムロンだとカラダスキャン 体重体組成計 HBF-354IT(歩数計付)タニタだとインナースキャンBC-500ってモデルがありますな。でももう2〜3年もモデルチェンジされてないってのが気になるなあ……。あんまり需要がないんだろうか。
とか色々考えているうちにそろそろ行かなければならない時間になってしまったので、体重計の購入は次回以降へ持ち越しとなりました。さようならタニタのお姉さんご縁があったらまた会いましょう。
しかし単なるアナログメーターでしかなかった体重計からすると、これらの体組成計ってやつはまさに隔世の感がありますな。そのうちMRIやPETのような医療器具も超コンパクトになって家庭にやってくる時代が来るのではないか、と思いました。でもよく考えてみると胃カメラさえ家庭に入り込んでいないのになにをバカなことを、という結論に。ぬう。まずはバリウムから始めるあたりが手頃かなあ。